take a breather
第7章 コイゴコロ
「なんでだよ」
「お前こそ、なんで翔なんだよ
パソコン得意な奴なんて他にいくらだっているだろうが
悪いけど他を当たってくれ」
「いるかも知んないけど…」
「翔はやらないよ」
きっぱりと言い切られてしまった
「アイツはまだ俺の手で育ててやりたい
だから守ってやらないとな」
「守るって何から…」
「ん?お前みたいに中途半端な気持ちで手を出そうとする奴らから」
松兄が真剣な表情で俺を見つめる
中途半端な気持ちって…
別に俺 そんなつもりで櫻井のこと見てる訳じゃないし……
…そうか…これが中途半端なんだ…
別になんとも思ってないと自分自身に言い聞かせ
そのくせ誰かが櫻井と仲良くしてる姿を見ると不機嫌になる
櫻井のことをどうこうする前に
まず俺がすべきことは、何故そう思うのか自分の気持ちと向き合う事
いつまでも逃げ回っていないで
いい加減 櫻井の事を『好き』だと認めるところから始めなきゃいけないんだ
「翔はさ、まだ会社に入ったばっかで立場が弱い
でも、あいつの潜在能力は高い
それを知らずに、ただ翔の見た目だけで手を出そうとするゲスな野郎がわんさかいるわけ…
俺は翔がそんなゲスな理由で潰されないように守ってやりたい
セクハラ紛いのことをされて、万が一にでも会社に来ることを苦痛に感じて欲しくないんだ」
松兄が櫻井の側にいるのはそういう理由か…
たしかに俺なんかとは思いが違う
「松兄…」
「ん?」
「俺、松兄に認めさせるから」
それだけ言った
でも松兄には通じたみたいだ…俺の想い
「おう、励め!
俺の判定は厳しいぞ」
松兄の大きな手が俺の頭をわしゃわしゃと撫でた。
「お前こそ、なんで翔なんだよ
パソコン得意な奴なんて他にいくらだっているだろうが
悪いけど他を当たってくれ」
「いるかも知んないけど…」
「翔はやらないよ」
きっぱりと言い切られてしまった
「アイツはまだ俺の手で育ててやりたい
だから守ってやらないとな」
「守るって何から…」
「ん?お前みたいに中途半端な気持ちで手を出そうとする奴らから」
松兄が真剣な表情で俺を見つめる
中途半端な気持ちって…
別に俺 そんなつもりで櫻井のこと見てる訳じゃないし……
…そうか…これが中途半端なんだ…
別になんとも思ってないと自分自身に言い聞かせ
そのくせ誰かが櫻井と仲良くしてる姿を見ると不機嫌になる
櫻井のことをどうこうする前に
まず俺がすべきことは、何故そう思うのか自分の気持ちと向き合う事
いつまでも逃げ回っていないで
いい加減 櫻井の事を『好き』だと認めるところから始めなきゃいけないんだ
「翔はさ、まだ会社に入ったばっかで立場が弱い
でも、あいつの潜在能力は高い
それを知らずに、ただ翔の見た目だけで手を出そうとするゲスな野郎がわんさかいるわけ…
俺は翔がそんなゲスな理由で潰されないように守ってやりたい
セクハラ紛いのことをされて、万が一にでも会社に来ることを苦痛に感じて欲しくないんだ」
松兄が櫻井の側にいるのはそういう理由か…
たしかに俺なんかとは思いが違う
「松兄…」
「ん?」
「俺、松兄に認めさせるから」
それだけ言った
でも松兄には通じたみたいだ…俺の想い
「おう、励め!
俺の判定は厳しいぞ」
松兄の大きな手が俺の頭をわしゃわしゃと撫でた。