take a breather
第7章 コイゴコロ
その後も続く櫻井と岡田の昔話
俺が口を挟むことが出来ない話ばかりだけど
櫻井の過去に起こった出来事だから聴いてるだけで楽しめた
まだまだ俺が知らない一面もあったし
櫻井にとっては俺に聞かれたく無いような事もあった
まぁ、大した内容ではなかったんだけど
それでも その度に俺の腕を掴み
『大野さん!聴かないでください!』
なんて必死になる櫻井が可愛いくて
最終的には話の内容よりも そちらを楽しむ俺がいた
「おおっ!もうこんな時間かよ…」
岡田の声で時計を見れば短針が間も無く『3』を指そうとしていた
「あ、ほんとだ
明日…ってか、もう今日ですけど
実家に行かれるんですから少しは寝とかないと」
「だよな…帰ったはいいけど ずっと寝っぱなしじゃオカンに怒られる」
「ふふっ…そうですよ
准一さん、ベッド使って寝てください」
「え?俺が使っていいの?」
「昔はよく占領してたじゃないですか
何を今更」
「あの時は俺が先輩だったからそうしただけで、今日は違うだろ?」
「でもお客様ですから、使ってください」
「大野さんだってお客様だろ?」
「え?…あっ!そうですよねっ
大野さん、ベッドの方がいいですよね?」
岡田の言葉に弾かれたように俺を見た
櫻井はきっと無意識の内に俺と岡田、どちらが『お客様』なのか判断したんだ
今の櫻井には俺の方がより親しい関係ってことだよな
ちょっと…いや、だいぶ優越感
だから笑顔で答えた
「いや、床の上で大丈夫だよ」
俺が口を挟むことが出来ない話ばかりだけど
櫻井の過去に起こった出来事だから聴いてるだけで楽しめた
まだまだ俺が知らない一面もあったし
櫻井にとっては俺に聞かれたく無いような事もあった
まぁ、大した内容ではなかったんだけど
それでも その度に俺の腕を掴み
『大野さん!聴かないでください!』
なんて必死になる櫻井が可愛いくて
最終的には話の内容よりも そちらを楽しむ俺がいた
「おおっ!もうこんな時間かよ…」
岡田の声で時計を見れば短針が間も無く『3』を指そうとしていた
「あ、ほんとだ
明日…ってか、もう今日ですけど
実家に行かれるんですから少しは寝とかないと」
「だよな…帰ったはいいけど ずっと寝っぱなしじゃオカンに怒られる」
「ふふっ…そうですよ
准一さん、ベッド使って寝てください」
「え?俺が使っていいの?」
「昔はよく占領してたじゃないですか
何を今更」
「あの時は俺が先輩だったからそうしただけで、今日は違うだろ?」
「でもお客様ですから、使ってください」
「大野さんだってお客様だろ?」
「え?…あっ!そうですよねっ
大野さん、ベッドの方がいいですよね?」
岡田の言葉に弾かれたように俺を見た
櫻井はきっと無意識の内に俺と岡田、どちらが『お客様』なのか判断したんだ
今の櫻井には俺の方がより親しい関係ってことだよな
ちょっと…いや、だいぶ優越感
だから笑顔で答えた
「いや、床の上で大丈夫だよ」