take a breather
第7章 コイゴコロ
「簡単にここ片付けしちゃうんで
准一さんは先に休んでくださいね」
テーブルの上を指差す櫻井
「おう、じゃあ遠慮なく」
岡田は布団の中に潜り込むとすぐに目を閉じた
結構飲んだし、時差ボケも残ってるだろうし
寝落ちするギリギリだったのかもな
櫻井はクローゼットを開くと中からブランケットを引っ張り出してきた
「大野さん これ使ってください
ごめんなさい、枕は無いんでクッションになっちゃいますけど」
「掛けるものがあれば十分だよ
俺も片付け手伝うから
早く終わらせて俺たちも寝ようぜ」
櫻井の手にあったブランケットを受け取り床に置く
「そんなっ、ひとりで出来ますから」
「いいから…
効率よく仕事を終わらせるには俺の手でも借りた方がいいぞ?
猫の手よりはマシだから」
「ふふっ、大野さんは猫の手の何百倍も役に立ちますよ
じゃあ、お願いします」
「おう、任せとけ」
と言っても本当に片付ける物なんてほんと僅かで
俺が飲み終わった空き缶を袋に纏め
その間に櫻井がツマミが乗っていた小皿を片付けて終了
「じゃあ寝っか」
「はい」
テーブルを部屋の端に寄せ
二帖分程のラグの上に座る
枕代わりのクッションを頭に合わせて置き
ブランケットを広げ膝の辺りまで掛けた
部屋の電気を消して、立ち尽くしている櫻井を見上げる
「どうした?来いよ」
ポンポンと俺の横を叩いた
「え…と、そこに…ですか?」
「そりゃそうだろ
他にどこで寝るんだよ」
部屋の中を見回しても
他に寝るスペースなんてない
「ですよね…」
そう言いつつも
躊躇うようにゆっくりとしゃがみ
そっとブランケットに脚を入れる
俺は横になりクッションに頭を乗せると
片腕を櫻井の方に伸ばした。
准一さんは先に休んでくださいね」
テーブルの上を指差す櫻井
「おう、じゃあ遠慮なく」
岡田は布団の中に潜り込むとすぐに目を閉じた
結構飲んだし、時差ボケも残ってるだろうし
寝落ちするギリギリだったのかもな
櫻井はクローゼットを開くと中からブランケットを引っ張り出してきた
「大野さん これ使ってください
ごめんなさい、枕は無いんでクッションになっちゃいますけど」
「掛けるものがあれば十分だよ
俺も片付け手伝うから
早く終わらせて俺たちも寝ようぜ」
櫻井の手にあったブランケットを受け取り床に置く
「そんなっ、ひとりで出来ますから」
「いいから…
効率よく仕事を終わらせるには俺の手でも借りた方がいいぞ?
猫の手よりはマシだから」
「ふふっ、大野さんは猫の手の何百倍も役に立ちますよ
じゃあ、お願いします」
「おう、任せとけ」
と言っても本当に片付ける物なんてほんと僅かで
俺が飲み終わった空き缶を袋に纏め
その間に櫻井がツマミが乗っていた小皿を片付けて終了
「じゃあ寝っか」
「はい」
テーブルを部屋の端に寄せ
二帖分程のラグの上に座る
枕代わりのクッションを頭に合わせて置き
ブランケットを広げ膝の辺りまで掛けた
部屋の電気を消して、立ち尽くしている櫻井を見上げる
「どうした?来いよ」
ポンポンと俺の横を叩いた
「え…と、そこに…ですか?」
「そりゃそうだろ
他にどこで寝るんだよ」
部屋の中を見回しても
他に寝るスペースなんてない
「ですよね…」
そう言いつつも
躊躇うようにゆっくりとしゃがみ
そっとブランケットに脚を入れる
俺は横になりクッションに頭を乗せると
片腕を櫻井の方に伸ばした。