take a breather
第7章 コイゴコロ
「あの…」
座ったまま体を捩り俺の伸ばした腕を見る櫻井
「ん?」
「俺、そこに寝るんですか…」
「だから他にどこで寝るんだよ」
「じゃなくて…腕…」
「腕って…あ…」
なんか今までの経験上
恋人と寝る時って腕枕をせがまれたりしたから
当たり前のように腕伸ばしちゃったけど
櫻井は女じゃないんだもんな…
「こういうの、嫌か?」
「えっ…あっ、嫌、ではない、です…
ただ、したことはあっても、されたことは無いんで…
ちょっと…恥ずかしい…」
したことはあんだ…ほんと正直
瞼を伏せ、俺から視線を逸らす櫻井
薄暗くてわからないが
きっと頬は紅く染まってんだろうな
「嫌じゃないなら来いよ
枕がなかったら頭 痛くなっちゃうよ?」
なんてのは口実…
枕の代わりなんて探せばいくらでもある
素直な櫻井は体をこちらに向け横になると
そっと俺の二の腕に頭を乗せた
俺も櫻井の方に体を向けると
ギュッと瞼を閉じる櫻井の顔がすぐ傍に
「ふふっ…どうした?」
揶揄うようにそう言うと
櫻井は両手で顔を覆った
「もぉ…わかってるくせに…意地悪…」
手のひらの向こうから聞こえる櫻井のくぐもった声
こんなに可愛い事されたら
意地悪、したくなるよな…
櫻井の手の甲に唇を押し付ける
その瞬間、肩がビクッと動いた
続けて何度も啄むようにくちづけると
櫻井は頭を小さくふるふると振るう
唇を離し少し距離を取ると
櫻井は指を開き
その隙間から潤んだ瞳で俺を見る
俺は空いてる手で櫻井の片方の手首を掴み
顔の前から避けると
わざと唇の端に掠るように チュッとキスをした…
座ったまま体を捩り俺の伸ばした腕を見る櫻井
「ん?」
「俺、そこに寝るんですか…」
「だから他にどこで寝るんだよ」
「じゃなくて…腕…」
「腕って…あ…」
なんか今までの経験上
恋人と寝る時って腕枕をせがまれたりしたから
当たり前のように腕伸ばしちゃったけど
櫻井は女じゃないんだもんな…
「こういうの、嫌か?」
「えっ…あっ、嫌、ではない、です…
ただ、したことはあっても、されたことは無いんで…
ちょっと…恥ずかしい…」
したことはあんだ…ほんと正直
瞼を伏せ、俺から視線を逸らす櫻井
薄暗くてわからないが
きっと頬は紅く染まってんだろうな
「嫌じゃないなら来いよ
枕がなかったら頭 痛くなっちゃうよ?」
なんてのは口実…
枕の代わりなんて探せばいくらでもある
素直な櫻井は体をこちらに向け横になると
そっと俺の二の腕に頭を乗せた
俺も櫻井の方に体を向けると
ギュッと瞼を閉じる櫻井の顔がすぐ傍に
「ふふっ…どうした?」
揶揄うようにそう言うと
櫻井は両手で顔を覆った
「もぉ…わかってるくせに…意地悪…」
手のひらの向こうから聞こえる櫻井のくぐもった声
こんなに可愛い事されたら
意地悪、したくなるよな…
櫻井の手の甲に唇を押し付ける
その瞬間、肩がビクッと動いた
続けて何度も啄むようにくちづけると
櫻井は頭を小さくふるふると振るう
唇を離し少し距離を取ると
櫻井は指を開き
その隙間から潤んだ瞳で俺を見る
俺は空いてる手で櫻井の片方の手首を掴み
顔の前から避けると
わざと唇の端に掠るように チュッとキスをした…