take a breather
第7章 コイゴコロ
「だから その正直さがヘコむんだって…
嘘でもいいから『可能性あったかも』くらいの事匂わせてくれよ」
『ヘコむ』と言ってる岡田の顔は
それほどヘコんでる様子はなく
寧ろ『スッキリした』といった感じだろうか
「あっ!ごめんなさいっ…
もしも俺が 元々男の人を恋愛対象とみられる人間だったら
准一さんを好きになってたかもしれない
でも実際は女性が恋愛対象だった…
だから俺…大野さんを好きになった時悩んだんです…
悩んで、悩んで、悩み抜いて…
それでも好きだと想う気持ちを止められなかったから 大野さんを想い続けてました…
准一さんだけじゃなく、他の男の人から告白されてもダメなんです、俺」
「ははっ…翔、それ一瞬だけ匂わせてくれたけど
結局は大野さんの事しか好きにならないってダメ押ししただけだから」
「あ…」
「もういいって…その正直さに惚れたんだし」
初めて聞かされる櫻井の想い…
俺が中途半端に櫻井を想っていた時も
櫻井は俺の事しっかりと想ってくれていたんだ
なんだか情けない気持ちになった…
男を好きになんてなる筈がないと逃げていた俺
男を好きになって真剣に悩み抜いた末
自分の想いをしっかりと受け止めた櫻井
これからは俺も絶対逃げないから…
何があってもお前と共に歩むから…
その想いを伝える為に櫻井の手を握ると
ビクッとし俺を見る
「大野さん?」
櫻井の呼び掛けには答えず岡田を見つめた
「岡田さん、すんません
後から現れたのに櫻井の事横取りして…
でも、絶対大切にしますから」
そう言って頭を下げた
「頭上げろよ
別にアンタに謝って欲しい訳じゃない…
俺と翔が付き合ってたならまだしも
俺の片思いでしかない
アンタに謝って貰う義理なんてないよ」
俺はゆっくりと体を起こし岡田の事を見た
「ただ…大切にはしてやって?
じゃないと横取りしに来るよ?」
ニヤッと笑う岡田に対し、俺もニヤッと笑って答えた
「ゼッテェさせねぇし」
嘘でもいいから『可能性あったかも』くらいの事匂わせてくれよ」
『ヘコむ』と言ってる岡田の顔は
それほどヘコんでる様子はなく
寧ろ『スッキリした』といった感じだろうか
「あっ!ごめんなさいっ…
もしも俺が 元々男の人を恋愛対象とみられる人間だったら
准一さんを好きになってたかもしれない
でも実際は女性が恋愛対象だった…
だから俺…大野さんを好きになった時悩んだんです…
悩んで、悩んで、悩み抜いて…
それでも好きだと想う気持ちを止められなかったから 大野さんを想い続けてました…
准一さんだけじゃなく、他の男の人から告白されてもダメなんです、俺」
「ははっ…翔、それ一瞬だけ匂わせてくれたけど
結局は大野さんの事しか好きにならないってダメ押ししただけだから」
「あ…」
「もういいって…その正直さに惚れたんだし」
初めて聞かされる櫻井の想い…
俺が中途半端に櫻井を想っていた時も
櫻井は俺の事しっかりと想ってくれていたんだ
なんだか情けない気持ちになった…
男を好きになんてなる筈がないと逃げていた俺
男を好きになって真剣に悩み抜いた末
自分の想いをしっかりと受け止めた櫻井
これからは俺も絶対逃げないから…
何があってもお前と共に歩むから…
その想いを伝える為に櫻井の手を握ると
ビクッとし俺を見る
「大野さん?」
櫻井の呼び掛けには答えず岡田を見つめた
「岡田さん、すんません
後から現れたのに櫻井の事横取りして…
でも、絶対大切にしますから」
そう言って頭を下げた
「頭上げろよ
別にアンタに謝って欲しい訳じゃない…
俺と翔が付き合ってたならまだしも
俺の片思いでしかない
アンタに謝って貰う義理なんてないよ」
俺はゆっくりと体を起こし岡田の事を見た
「ただ…大切にはしてやって?
じゃないと横取りしに来るよ?」
ニヤッと笑う岡田に対し、俺もニヤッと笑って答えた
「ゼッテェさせねぇし」