take a breather
第8章 rolling days
「智くんも強いよね…」
「え?俺も?そんなこと事ないよ」
「ううん、強いよ…
お母さん亡くなってから
泣いたの一度きりじゃん」
「冷たいだけだろ」
櫻井さんは優しく微笑むと首を横に振った
「冷たくなんかないよ?
智くんが哀しんでる気持ちは泣いてる姿見た時に痛いほど伝わってきた…
それに泣いてる僕に寄り添ってくれたでしょ?
お母さんと同じで、強くて優しい子なんだなって思ったよ?」
かあちゃんと一緒に暮らしてたから自然とそうなったのかな…
それともこれも遺伝子か?
ま、どちらでもいいや
櫻井さんが褒めてくれるなら
買い物を済ませ家に帰ると
ご飯が炊きあがっていた
蓋を開け、しゃもじでご飯を切っていると
櫻井さんが後ろから覗き込む
「何してるの?」
「飯切りだよ」
「飯切り?」
「こうやって軽く混ぜると
水分が少し飛んで米が旨くなるの」
「へぇ〜、智くんって物知り」
感心してくれるのはいいんだけど
ほんと料理に関しては何も知らないんだな…
その後もチャーハンを作る俺の横に立って
『すごい!すごい!』と、はしゃいでた
チャーハン作ってるだけなのに…
もっと手の込んだ料理を作ったら
どんな反応してくれるんだろう?
かあちゃん、ごめん…
櫻井さんとの生活を想像しただけで
楽しくなってきている俺がいる。
「え?俺も?そんなこと事ないよ」
「ううん、強いよ…
お母さん亡くなってから
泣いたの一度きりじゃん」
「冷たいだけだろ」
櫻井さんは優しく微笑むと首を横に振った
「冷たくなんかないよ?
智くんが哀しんでる気持ちは泣いてる姿見た時に痛いほど伝わってきた…
それに泣いてる僕に寄り添ってくれたでしょ?
お母さんと同じで、強くて優しい子なんだなって思ったよ?」
かあちゃんと一緒に暮らしてたから自然とそうなったのかな…
それともこれも遺伝子か?
ま、どちらでもいいや
櫻井さんが褒めてくれるなら
買い物を済ませ家に帰ると
ご飯が炊きあがっていた
蓋を開け、しゃもじでご飯を切っていると
櫻井さんが後ろから覗き込む
「何してるの?」
「飯切りだよ」
「飯切り?」
「こうやって軽く混ぜると
水分が少し飛んで米が旨くなるの」
「へぇ〜、智くんって物知り」
感心してくれるのはいいんだけど
ほんと料理に関しては何も知らないんだな…
その後もチャーハンを作る俺の横に立って
『すごい!すごい!』と、はしゃいでた
チャーハン作ってるだけなのに…
もっと手の込んだ料理を作ったら
どんな反応してくれるんだろう?
かあちゃん、ごめん…
櫻井さんとの生活を想像しただけで
楽しくなってきている俺がいる。