take a breather
第8章 rolling days
「実際いるのかなぁ…櫻井先生に恋人」
「どうだろうねぇ…智はどう思う?」
「んなこと知るかっ」
「先輩たちも口ばっかりで
誰も手は出せてないみたいだし」
「そりゃそうでしょ、生徒が先生になんて」
「それもそうなんだけど、先輩たちはキングが怖くて手が出せないらしいよ?」
「キング?なんだそれ?」
この学校に王様がいるのか?
「智、知らないの?松本先生の事だよ」
「松本先生?社会科の?」
超コテコテのイケメンだってことは知ってる
あの顔は一度見たら忘れられない顔だ
「そう、そのキング松本が櫻井先生を狙ってるって話
だから先輩たちは怖くて手が出せないんだってさ」
「あ〜なるほどねぇ…
確かにあの松本を敵にしたらここじゃ生きていけないかも」
「そんな怖いのか?松本先生って」
「先生自身も怖いけど、その周りの人たちがね
松本は野郎からも憧れられるタイプでさ
神のように崇めてる生徒もいるんだよ」
「櫻井先生なら松本先生にお似合いだろ?
その周りの信者たちも櫻井先生ならって認めてて
だから櫻井先生に手を出そうとする奴らは信者からも睨まれるってわけ」
「マジでか…」
それって松本先生本人だけじゃなく
周りもふたりをくっつけようとしてるってこと?
翔さんの気持ちはどうなんだろう…
翔さんの口から松本先生の話題が出たことはないけど
翔さんが何とも思ってないのに
勝手に周りが囃し立てるのはおかしいんじゃないか?
「智…眉間にシワ寄ってるよ」
「あ…」
「心中は察するけどさ…」
苦笑いするニノ
俺の気持ち…知ってるのか?
「どうだろうねぇ…智はどう思う?」
「んなこと知るかっ」
「先輩たちも口ばっかりで
誰も手は出せてないみたいだし」
「そりゃそうでしょ、生徒が先生になんて」
「それもそうなんだけど、先輩たちはキングが怖くて手が出せないらしいよ?」
「キング?なんだそれ?」
この学校に王様がいるのか?
「智、知らないの?松本先生の事だよ」
「松本先生?社会科の?」
超コテコテのイケメンだってことは知ってる
あの顔は一度見たら忘れられない顔だ
「そう、そのキング松本が櫻井先生を狙ってるって話
だから先輩たちは怖くて手が出せないんだってさ」
「あ〜なるほどねぇ…
確かにあの松本を敵にしたらここじゃ生きていけないかも」
「そんな怖いのか?松本先生って」
「先生自身も怖いけど、その周りの人たちがね
松本は野郎からも憧れられるタイプでさ
神のように崇めてる生徒もいるんだよ」
「櫻井先生なら松本先生にお似合いだろ?
その周りの信者たちも櫻井先生ならって認めてて
だから櫻井先生に手を出そうとする奴らは信者からも睨まれるってわけ」
「マジでか…」
それって松本先生本人だけじゃなく
周りもふたりをくっつけようとしてるってこと?
翔さんの気持ちはどうなんだろう…
翔さんの口から松本先生の話題が出たことはないけど
翔さんが何とも思ってないのに
勝手に周りが囃し立てるのはおかしいんじゃないか?
「智…眉間にシワ寄ってるよ」
「あ…」
「心中は察するけどさ…」
苦笑いするニノ
俺の気持ち…知ってるのか?