take a breather
第8章 rolling days
「ただいま〜」
8時近くになって翔さんが帰ってきた
翔さんは家に俺がいるせいで仕事を持って帰ってこれないから
学校で全ての仕事を終わらせて来る
「おかえり、翔さん。すぐご飯にするね」
「うん。いつもありがとう」
翔さんは毎日俺に感謝の言葉をくれる
いくら感謝してもしたりないのは俺の方なのに…
俺は仕込んでおいたシーフードドリアをオーブンへ入れた
焼きあがるまでの時間でサラダを用意する
出来上がったサラダをテーブルに運ぶと丁度ドリアが焼けた
「うわっ!おいしそ〜。グラタン?」
オーブンから取り出すと隣に立つ翔さんから歓喜の声
「今日はドリアにしてみた」
「へぇ〜ドリアかぁ…智くんなんでも作れるんだねぇ」
「翔さん、運ぶから座ってて」
「うんっ」
満面の笑みの翔さん…ほんと作り甲斐があるよ
耐熱用のミトンを嵌めてグラタン皿を翔さんの前に置く
翔さんはキラキラとした瞳でドリアを見てる
可愛いよなぁ…この表情が見られるだけで幸せな気持ちになる
「じゃあ食べようか」
「いただきます」
翔さんは両手を合わせペコっと頭を下げた
「どうぞ召し上がれ」
この挨拶ももう3年続いてるなぁ…
熱々のドリアにフゥフゥと息を吹きかけ口に入れると
ハフハフしながら咀嚼しゴクンと飲み込んだ
「うんっ!美味しいっ!」
「ほんと?よかった」
「智くんは何作っても美味しく作れるんだね」
「レシピ見ればこんなの誰にでも作れるよ」
「……僕、作れないもん…」
スプーンをくわえ眉を下げる翔さん
「料理出来るようになりたいの?」
「だって…智くんに任せてばかりだから…僕も作れれば智くん楽になるでしょ?」
「いいんだよ、そんな事気にしなくて
俺は翔さんの世話になってるんだから当然の事をしてるだけ
それくらいしないと俺の方こそ申し訳ないよ」
8時近くになって翔さんが帰ってきた
翔さんは家に俺がいるせいで仕事を持って帰ってこれないから
学校で全ての仕事を終わらせて来る
「おかえり、翔さん。すぐご飯にするね」
「うん。いつもありがとう」
翔さんは毎日俺に感謝の言葉をくれる
いくら感謝してもしたりないのは俺の方なのに…
俺は仕込んでおいたシーフードドリアをオーブンへ入れた
焼きあがるまでの時間でサラダを用意する
出来上がったサラダをテーブルに運ぶと丁度ドリアが焼けた
「うわっ!おいしそ〜。グラタン?」
オーブンから取り出すと隣に立つ翔さんから歓喜の声
「今日はドリアにしてみた」
「へぇ〜ドリアかぁ…智くんなんでも作れるんだねぇ」
「翔さん、運ぶから座ってて」
「うんっ」
満面の笑みの翔さん…ほんと作り甲斐があるよ
耐熱用のミトンを嵌めてグラタン皿を翔さんの前に置く
翔さんはキラキラとした瞳でドリアを見てる
可愛いよなぁ…この表情が見られるだけで幸せな気持ちになる
「じゃあ食べようか」
「いただきます」
翔さんは両手を合わせペコっと頭を下げた
「どうぞ召し上がれ」
この挨拶ももう3年続いてるなぁ…
熱々のドリアにフゥフゥと息を吹きかけ口に入れると
ハフハフしながら咀嚼しゴクンと飲み込んだ
「うんっ!美味しいっ!」
「ほんと?よかった」
「智くんは何作っても美味しく作れるんだね」
「レシピ見ればこんなの誰にでも作れるよ」
「……僕、作れないもん…」
スプーンをくわえ眉を下げる翔さん
「料理出来るようになりたいの?」
「だって…智くんに任せてばかりだから…僕も作れれば智くん楽になるでしょ?」
「いいんだよ、そんな事気にしなくて
俺は翔さんの世話になってるんだから当然の事をしてるだけ
それくらいしないと俺の方こそ申し訳ないよ」