take a breather
第8章 rolling days
「智くんこそ変な気を遣わないで?
たしかに今まで多少の生活費は出してきたけど
それ以上のモノを智くんから得てるから」
「それ以上のモノ?」
「うん、僕にはプライスレスなモノ
それに高校生になってからはバイトして食費も入れてくれてるし…
だからもう 僕に養われてるから家の事をやらなきゃいけないとかじゃないからね?」
親が残した貯金には手を出させてくれなかったから
高校に入ってバイトを始め、そのバイト代を翔さんに渡すことにした
それだって平日の2日と休日の1日
計週3日までしかやっちゃダメって制限されたし
全額を受け取ってもくれないんだけど
それでもゼロよりはいいか、と思って翔さんの意見を呑んだ
正直 家事をこなしながら、毎日バイトは難しい
翔さんと一緒に夕飯を食べる事は俺にとってはマスト
その上でのバイトとなると8時までが限界
でもそれが毎日だと買い出しに行く暇がないし
料理をする時間もなくなる
それらを全てクリアするには俺にとっても週3日が妥当なところだった
翔さんが言うように家事を『やらなきゃいけない』と思ったことはない
俺が翔さんの為に『やってあげたい』と思ってるだけ
「翔さん、俺料理作るの好きなんだよ
レシピ調べるのも楽しいし
だからこれからもメシ作るのは俺にやらせて?」
翔さんの喜ぶ顔を想像しながら
レシピを調べたり、料理を作ったりする時間は俺にとって楽しい時間
それだけで翔さんを近くに感じていられる
「う〜ん…智くんがそう言ってくれるなら任せる
僕が作るよりも断然美味しいから」
「うん、そうして」
「なんか僕、智くんに助けられてばかりだね…
僕の方が年上なのに…
今日だって学校で2回も助けられた」
たしかに今まで多少の生活費は出してきたけど
それ以上のモノを智くんから得てるから」
「それ以上のモノ?」
「うん、僕にはプライスレスなモノ
それに高校生になってからはバイトして食費も入れてくれてるし…
だからもう 僕に養われてるから家の事をやらなきゃいけないとかじゃないからね?」
親が残した貯金には手を出させてくれなかったから
高校に入ってバイトを始め、そのバイト代を翔さんに渡すことにした
それだって平日の2日と休日の1日
計週3日までしかやっちゃダメって制限されたし
全額を受け取ってもくれないんだけど
それでもゼロよりはいいか、と思って翔さんの意見を呑んだ
正直 家事をこなしながら、毎日バイトは難しい
翔さんと一緒に夕飯を食べる事は俺にとってはマスト
その上でのバイトとなると8時までが限界
でもそれが毎日だと買い出しに行く暇がないし
料理をする時間もなくなる
それらを全てクリアするには俺にとっても週3日が妥当なところだった
翔さんが言うように家事を『やらなきゃいけない』と思ったことはない
俺が翔さんの為に『やってあげたい』と思ってるだけ
「翔さん、俺料理作るの好きなんだよ
レシピ調べるのも楽しいし
だからこれからもメシ作るのは俺にやらせて?」
翔さんの喜ぶ顔を想像しながら
レシピを調べたり、料理を作ったりする時間は俺にとって楽しい時間
それだけで翔さんを近くに感じていられる
「う〜ん…智くんがそう言ってくれるなら任せる
僕が作るよりも断然美味しいから」
「うん、そうして」
「なんか僕、智くんに助けられてばかりだね…
僕の方が年上なのに…
今日だって学校で2回も助けられた」