take a breather
第9章 Calling
「もしもし、俺…
あー!もううるさいっ!黙って話を聞け!
弱った仔猫がいるからなんとかして?
そう、うちの店…すぐ来て
間に合わなかったら もう店に入れないよ?
ん…わかった、それじゃよろしく」
モノを頼む態度じゃねぇな…
こんなんで本当に相手の人、来てくれるのか?
「すぐ来るってさ
ちょっと待ってて」
「ありがとうございます!」
翔が嬉しそうに礼を言うけど
本当に礼を言わなきゃいけないのは相手の人だな
あんな言われ方して怒ったりしないんだろうか…
「本当に大丈夫なのか?その人。
俺だったらさっきの電話じゃ来ねぇぞ?」
「大丈夫だよ、だって大野さんじゃないんだもん」
「そりゃそうだけど…」
ニノが一度店の奥に入り戻ってきた
「櫻井さん、このタオルで仔猫をそっとくるんであげて
体温下げない方が良いみたいだから」
「あ、はい…ありがとうございます」
翔はニノからタオルを受け取るとそっとくるみ、また手のひらに乗せた
「櫻井さん、母親みたいだね…」
「ん…心配なんだろ」
「優しい子だね」
「ふふっ…まぁな…」
「ベタ惚れだな」
「え?」
「いいや、なんでも…
アイスコーヒーでも飲む?お金取るけど」
「ここでタダでコーヒー飲もうなんて思ってねぇよ
それに今日は世話になってんだ
割り増し料金でもいいくらいだよ」
「毎度あり!櫻井さんはカフェラテかな?」
「はい、お願いします」
「お願いされました
ちょっと待っててね、すぐに淹れるから」
ニノがカウンターへ入ってコーヒーを入れ始めて数分後
ガランっ!
「カズさぁん!お待たせしましたっ!」
とんでもない勢いで店に飛び込んできたのは…
「ま、さき?」
「相葉?」
「遅かったね?
早く診てやって その仔」
いや、十分早いって…
成る程ね…だからあんな扱いされてたのか。
あー!もううるさいっ!黙って話を聞け!
弱った仔猫がいるからなんとかして?
そう、うちの店…すぐ来て
間に合わなかったら もう店に入れないよ?
ん…わかった、それじゃよろしく」
モノを頼む態度じゃねぇな…
こんなんで本当に相手の人、来てくれるのか?
「すぐ来るってさ
ちょっと待ってて」
「ありがとうございます!」
翔が嬉しそうに礼を言うけど
本当に礼を言わなきゃいけないのは相手の人だな
あんな言われ方して怒ったりしないんだろうか…
「本当に大丈夫なのか?その人。
俺だったらさっきの電話じゃ来ねぇぞ?」
「大丈夫だよ、だって大野さんじゃないんだもん」
「そりゃそうだけど…」
ニノが一度店の奥に入り戻ってきた
「櫻井さん、このタオルで仔猫をそっとくるんであげて
体温下げない方が良いみたいだから」
「あ、はい…ありがとうございます」
翔はニノからタオルを受け取るとそっとくるみ、また手のひらに乗せた
「櫻井さん、母親みたいだね…」
「ん…心配なんだろ」
「優しい子だね」
「ふふっ…まぁな…」
「ベタ惚れだな」
「え?」
「いいや、なんでも…
アイスコーヒーでも飲む?お金取るけど」
「ここでタダでコーヒー飲もうなんて思ってねぇよ
それに今日は世話になってんだ
割り増し料金でもいいくらいだよ」
「毎度あり!櫻井さんはカフェラテかな?」
「はい、お願いします」
「お願いされました
ちょっと待っててね、すぐに淹れるから」
ニノがカウンターへ入ってコーヒーを入れ始めて数分後
ガランっ!
「カズさぁん!お待たせしましたっ!」
とんでもない勢いで店に飛び込んできたのは…
「ま、さき?」
「相葉?」
「遅かったね?
早く診てやって その仔」
いや、十分早いって…
成る程ね…だからあんな扱いされてたのか。