take a breather
第9章 Calling
ニノが目線を翔の手に向けると
相葉は翔の横に立った
「おぉ〜♪黒猫ちゃんじゃないでちゅかぁ」
嬉しそうに翔の手の中にいる仔猫を見てる
それにしても『ないでちゅかぁ』って…
仔猫相手に赤ちゃん言葉
余程動物が好きなのか
相葉は持ってきた買い物袋からプラスチック製の注射器みたいな物と缶を出した
「カズさん、少しぬるま湯くれる?」
「あいよ」
ニノがコーヒーカップにお湯を注ぎカウンターに置いた
「ありがとう」
相葉が缶を開け、白い粉をスプーンですくうとそのカップのお湯に溶かした
液体を注射器のようなもので吸い上げ
仔猫の口元へ持っていく
自分で口に入れようとしない猫の顎をそっと指で開き、先っちょを少し強引に口に入れる
「それ、ミルクか?」
「そうです、今ペットショップに寄って買ってきました
弱ってるって言うから自分で吸えないだろうと思ってシリンジも買ってきたんです
本当は薬とか飲ませる時に使うんですけどね」
「へぇ…詳しいんだな」
「子供の頃から実家で色んな動物飼ってたんですよ
だから昔から動物好きで、今でも動画観たりしてるんです」
ゆっくりとシリンジを押すと、猫の喉が少し動いた
「あっ、飲んでる」
翔の嬉しそうな声
「これだけ小さいと少しずつしか飲ませられないから
こまめにミルクを与えなくちゃいけないんだけど
これからどうするの?この猫ちゃん」
相葉がミルクを飲ませながら翔に問い掛けた
「どうするって…」
翔も猫を見つめながら悩んでいる
「翔ちゃん家、ペットOKな家?」
翔が俯き首を横に振る
「ううん…」
「俺ん家も駄目なんだよなぁ…
ペット可の家借りればよかった
家借りる時、ペット飼うこと考えなかったんだよ」
残念そうに言う相葉
「俺ん家、大丈夫だぞ?」
「「「えっ!?」」」
3人の目が一斉に俺に向いた。
相葉は翔の横に立った
「おぉ〜♪黒猫ちゃんじゃないでちゅかぁ」
嬉しそうに翔の手の中にいる仔猫を見てる
それにしても『ないでちゅかぁ』って…
仔猫相手に赤ちゃん言葉
余程動物が好きなのか
相葉は持ってきた買い物袋からプラスチック製の注射器みたいな物と缶を出した
「カズさん、少しぬるま湯くれる?」
「あいよ」
ニノがコーヒーカップにお湯を注ぎカウンターに置いた
「ありがとう」
相葉が缶を開け、白い粉をスプーンですくうとそのカップのお湯に溶かした
液体を注射器のようなもので吸い上げ
仔猫の口元へ持っていく
自分で口に入れようとしない猫の顎をそっと指で開き、先っちょを少し強引に口に入れる
「それ、ミルクか?」
「そうです、今ペットショップに寄って買ってきました
弱ってるって言うから自分で吸えないだろうと思ってシリンジも買ってきたんです
本当は薬とか飲ませる時に使うんですけどね」
「へぇ…詳しいんだな」
「子供の頃から実家で色んな動物飼ってたんですよ
だから昔から動物好きで、今でも動画観たりしてるんです」
ゆっくりとシリンジを押すと、猫の喉が少し動いた
「あっ、飲んでる」
翔の嬉しそうな声
「これだけ小さいと少しずつしか飲ませられないから
こまめにミルクを与えなくちゃいけないんだけど
これからどうするの?この猫ちゃん」
相葉がミルクを飲ませながら翔に問い掛けた
「どうするって…」
翔も猫を見つめながら悩んでいる
「翔ちゃん家、ペットOKな家?」
翔が俯き首を横に振る
「ううん…」
「俺ん家も駄目なんだよなぁ…
ペット可の家借りればよかった
家借りる時、ペット飼うこと考えなかったんだよ」
残念そうに言う相葉
「俺ん家、大丈夫だぞ?」
「「「えっ!?」」」
3人の目が一斉に俺に向いた。