
take a breather
第9章 Calling
相葉は部屋を出て行ったニノの事を追わず
その場にヘタリ込み俯いた
そんな相葉の様子を見て翔が小さな声で俺に聞いてきた
「何があったんです?」
「ニノと潤が仲良くしてるのを見て
相葉がヤキモチ妬いたんだよ
それだけなら良かったんだけど
お前に抱きついたのは不味かったよなぁ…」
俺が苦笑いすると翔が相葉の元へ
「雅紀…」
翔が優しく声を掛けると相葉が顔を上げた
眉毛が下がり 今にも泣き出すんじゃないかってくらいの情けない表情
「あのね、ヤキモチ妬くのって悪い事じゃないよ?
それだけその人の事好きだって事だし…
本人に直接聞けないなら相談にも乗る
でもさ、それって雅紀らしくないじゃん?
二宮さんも言ってたけど、馬鹿正直なのが雅紀のいい所なんだから」
相葉は視線を下げ『ん…』と小さく相槌を打ち話を聞いている
「それにさ、二宮さん 今 怒ってもいるだろうけど
悲しんでもいると思う」
相葉がチラッと翔を見る
「俺、カズさんの事 悲しませた?」
翔が小さく頷いた
「だって二宮さんって口は悪いけど
本当は優しい人だし…
お客さんを苗字でしか呼ばないのって警戒心が強いからでしょ?
多分、口が悪いのもその表れだと思う…
人と深い付き合いをするのに慎重なんだよね
そんな人が出会ったばかりの人とどうこうなるなんて有り得ない
二宮さんをず〜っと見てきた雅紀ならわかる筈でしょ?」
「…うん」
「潤さんも料理人で気さくな人だから
他の人よりも話が弾んだのかもしれないけど
それだけで二宮さんと潤さんの仲を疑うなんて
二宮さんにしてみればショックだったんじゃないかな?
雅紀が二宮さんの事 信用してないみたいで」
相葉がハッとした表情で勢いよく顔を上げた
翔が相葉に優しく微笑む
「どうでもいい人ならまだしも
自分が信用している人に信用して貰えないのって悲しいよ?」
「うん、ありがと翔ちゃん
俺 カズさんのとこ行ってくる」
「いってらっしゃい」
立ち上がる相葉を翔はニコッと笑って見送った
その場にヘタリ込み俯いた
そんな相葉の様子を見て翔が小さな声で俺に聞いてきた
「何があったんです?」
「ニノと潤が仲良くしてるのを見て
相葉がヤキモチ妬いたんだよ
それだけなら良かったんだけど
お前に抱きついたのは不味かったよなぁ…」
俺が苦笑いすると翔が相葉の元へ
「雅紀…」
翔が優しく声を掛けると相葉が顔を上げた
眉毛が下がり 今にも泣き出すんじゃないかってくらいの情けない表情
「あのね、ヤキモチ妬くのって悪い事じゃないよ?
それだけその人の事好きだって事だし…
本人に直接聞けないなら相談にも乗る
でもさ、それって雅紀らしくないじゃん?
二宮さんも言ってたけど、馬鹿正直なのが雅紀のいい所なんだから」
相葉は視線を下げ『ん…』と小さく相槌を打ち話を聞いている
「それにさ、二宮さん 今 怒ってもいるだろうけど
悲しんでもいると思う」
相葉がチラッと翔を見る
「俺、カズさんの事 悲しませた?」
翔が小さく頷いた
「だって二宮さんって口は悪いけど
本当は優しい人だし…
お客さんを苗字でしか呼ばないのって警戒心が強いからでしょ?
多分、口が悪いのもその表れだと思う…
人と深い付き合いをするのに慎重なんだよね
そんな人が出会ったばかりの人とどうこうなるなんて有り得ない
二宮さんをず〜っと見てきた雅紀ならわかる筈でしょ?」
「…うん」
「潤さんも料理人で気さくな人だから
他の人よりも話が弾んだのかもしれないけど
それだけで二宮さんと潤さんの仲を疑うなんて
二宮さんにしてみればショックだったんじゃないかな?
雅紀が二宮さんの事 信用してないみたいで」
相葉がハッとした表情で勢いよく顔を上げた
翔が相葉に優しく微笑む
「どうでもいい人ならまだしも
自分が信用している人に信用して貰えないのって悲しいよ?」
「うん、ありがと翔ちゃん
俺 カズさんのとこ行ってくる」
「いってらっしゃい」
立ち上がる相葉を翔はニコッと笑って見送った
