take a breather
第11章 君のうた
翔の演奏が終わると3人から拍手が贈られた
「あ…みなさん来てたんですね?」
椅子から立ち上がり はにかむ翔
「すんごいよかったよぉ〜 翔ちゃん!」
「なんならキーボードで入って貰う?」
「お〜、いいねぇ…翔くんと過ごす時間が増えるのは嬉しいなぁ」
3人に囲まれびっくり顔の翔
「いえっ、僕の演奏なんて大したことないですから」
「いや、十分上手かったよ
それに何よりも ピアノを弾く姿が美しい…」
「えっ?…へ、変なこと言わないでください…潤くん」
顔を紅くして慌てる翔は可愛くて
それを見つめる松潤の目は優しくて…
それを少し離れた所から見ていた俺は
モヤモヤしている
「ねぇ、翔ちゃん 本気で考えてみてよ
『two』の前奏…ピアノが入ったらもっと良くなるよ」
「…ほんとにいいんですか?僕が入っても…」
翔が3人の顔に次々と視線を送ると 3人とも笑顔で頷いた
「俺たちは大賛成だよね?松潤」
「おう モチロン!」
「決まりでいいかな?翔ちゃん」
「みなさんが良いと言うなら…」
「俺は良いって言ってないぞ」
3人の後ろから声を出すと翔が驚いたように俺を見た
「え?さと兄?」
俺から反対されると思ってなかったのか
驚きの表情のまま 俺を見つめてる
「え〜?なんでダメなの?おおちゃん」
「そうだよ。ニノも言ってたけどピアノ入った方が良いって」
「はい 3対1…賛成多数で翔ちゃんの加入は決定ね」
「勝手に決めるなよ」
「勝手じゃないよ、多数決取ったし
それに本人がやるって言ってるんだから
反対するのはおかしいだろ?子供じゃないんだから」
「う…」
ニノに口で勝てたこと無いんだよなぁ…
「あ…みなさん来てたんですね?」
椅子から立ち上がり はにかむ翔
「すんごいよかったよぉ〜 翔ちゃん!」
「なんならキーボードで入って貰う?」
「お〜、いいねぇ…翔くんと過ごす時間が増えるのは嬉しいなぁ」
3人に囲まれびっくり顔の翔
「いえっ、僕の演奏なんて大したことないですから」
「いや、十分上手かったよ
それに何よりも ピアノを弾く姿が美しい…」
「えっ?…へ、変なこと言わないでください…潤くん」
顔を紅くして慌てる翔は可愛くて
それを見つめる松潤の目は優しくて…
それを少し離れた所から見ていた俺は
モヤモヤしている
「ねぇ、翔ちゃん 本気で考えてみてよ
『two』の前奏…ピアノが入ったらもっと良くなるよ」
「…ほんとにいいんですか?僕が入っても…」
翔が3人の顔に次々と視線を送ると 3人とも笑顔で頷いた
「俺たちは大賛成だよね?松潤」
「おう モチロン!」
「決まりでいいかな?翔ちゃん」
「みなさんが良いと言うなら…」
「俺は良いって言ってないぞ」
3人の後ろから声を出すと翔が驚いたように俺を見た
「え?さと兄?」
俺から反対されると思ってなかったのか
驚きの表情のまま 俺を見つめてる
「え〜?なんでダメなの?おおちゃん」
「そうだよ。ニノも言ってたけどピアノ入った方が良いって」
「はい 3対1…賛成多数で翔ちゃんの加入は決定ね」
「勝手に決めるなよ」
「勝手じゃないよ、多数決取ったし
それに本人がやるって言ってるんだから
反対するのはおかしいだろ?子供じゃないんだから」
「う…」
ニノに口で勝てたこと無いんだよなぁ…