take a breather
第11章 君のうた
「あの…やっぱり僕やめます…」
翔が躊躇いがちに言った
「えー⁉︎なんでぇ?良いじゃん多数決で決まったんだから」
「でも…」
「智の言うことなんて聞かなくていいっつうの
ダメって言うのだって特に理由ないんだろ?」
「う…」
今度は松潤の指摘に言葉が出ない…
理由はあるさ…翔と松潤が一緒にいる時間を減らしたい…
ただ それが何故かと聞かれれば
『松潤が本気で翔を狙ってるから』とは答えづらい…
「…わかったよ
いいよ、やれよ翔」
「でも…さと兄…」
「あー!もういいから!
翔ちゃんの加入は決まり!ね?」
ニノは翔の肩に手を乗せ顔を覗き込んだ
渋々といった感じで翔は首を縦に振った
翔の顔に笑顔はなくて
そうさせてしまったのは俺で…
このところ 翔に気を遣わせてばかりなことに心が痛んだ…
「話が決まったなら早く弁当食べよ?」
相葉ちゃんがみんなの椅子を用意する
「そうだな。早速翔くんのピアノを入れて『two』やってみたいし」
「おいで 翔ちゃん」
ニノが翔の腕を掴みニノの隣の椅子に座らせる
その隣には潤が座ってしまった
ここに来てはじめて 翔の隣に俺がいない…
いずれこういったシーンは増えていくんだろう
翔の隣に俺以外の誰かが当たり前にいる光景…
それを寂しく思うのは俺だけなのかな…
翔が躊躇いがちに言った
「えー⁉︎なんでぇ?良いじゃん多数決で決まったんだから」
「でも…」
「智の言うことなんて聞かなくていいっつうの
ダメって言うのだって特に理由ないんだろ?」
「う…」
今度は松潤の指摘に言葉が出ない…
理由はあるさ…翔と松潤が一緒にいる時間を減らしたい…
ただ それが何故かと聞かれれば
『松潤が本気で翔を狙ってるから』とは答えづらい…
「…わかったよ
いいよ、やれよ翔」
「でも…さと兄…」
「あー!もういいから!
翔ちゃんの加入は決まり!ね?」
ニノは翔の肩に手を乗せ顔を覗き込んだ
渋々といった感じで翔は首を縦に振った
翔の顔に笑顔はなくて
そうさせてしまったのは俺で…
このところ 翔に気を遣わせてばかりなことに心が痛んだ…
「話が決まったなら早く弁当食べよ?」
相葉ちゃんがみんなの椅子を用意する
「そうだな。早速翔くんのピアノを入れて『two』やってみたいし」
「おいで 翔ちゃん」
ニノが翔の腕を掴みニノの隣の椅子に座らせる
その隣には潤が座ってしまった
ここに来てはじめて 翔の隣に俺がいない…
いずれこういったシーンは増えていくんだろう
翔の隣に俺以外の誰かが当たり前にいる光景…
それを寂しく思うのは俺だけなのかな…