take a breather
第11章 君のうた
学祭当日、オープニングセレモニーの後
クラスに戻ってスケジュールを確認
「バンド演奏は11時だから30分前には体育館に集合だな」
「翔ちゃんにも伝えてあげないと」
「あぁ、それなら俺 今から翔の所に行くから言っておくよ」
「翔くん 受付やってんだろ?
俺も一緒に行く」
「え〜、じゃあ俺もぉ」
「翔ちゃん仮装してんでしょ?
折角だから みんなで見に行こうよ」
「そうしてやってよ
『頑張って人集めない』と、って昨日心配そうだったから」
「そんな心配しなくても翔くんがいるだけで人来るのにな」
「だねだね」
4人で翔のクラスに向かうと廊下の遥か彼方からでもわかる人だかりが既に出来ていた
「あれ、そうだよね?」
「おそらく…」
「凄い人の数…翔ちゃん目当てかな?」
「なぁ智、翔くんどんな格好してんだ?」
「詳しくは聞いてない
妖怪だとは言ってたけど」
「妖怪かぁ…
どうせならドラキュラとかにすれば良いのにね」
「翔くんならタキシード着たら映えるよなぁ」
「まさに王子さまって感じ?」
「妖怪だと 河童とかかなぁ?」
「河童はやだなぁ…座敷わらしとか?」
「それもどうよ…
翔くんに似合いそうな妖怪かぁ…」
翔に似合いそうな妖怪なんかいないだろ…
そもそもお化け屋敷なんだから
格好良さは追求する必要ないんだし
「あ、みんな教室の中に入ってくよ」
「はじまったんだね
これで翔ちゃん見つかるかな?」
翔のクラスの前にあった集団が続々と教室の中に消えていく
だいぶ人は減ったけど翔の姿は見つからない…
「いないなぁ、翔くん」
「どうしたんだろ…朝イチって言ってたのに…」
翔のクラスまで数メートル…
受付にいた女子が頭を上げた
「あ、さと兄。
それにみなさんも来てくれたんですね」
「「「「…え」」」」
4人同時に固まった
クラスに戻ってスケジュールを確認
「バンド演奏は11時だから30分前には体育館に集合だな」
「翔ちゃんにも伝えてあげないと」
「あぁ、それなら俺 今から翔の所に行くから言っておくよ」
「翔くん 受付やってんだろ?
俺も一緒に行く」
「え〜、じゃあ俺もぉ」
「翔ちゃん仮装してんでしょ?
折角だから みんなで見に行こうよ」
「そうしてやってよ
『頑張って人集めない』と、って昨日心配そうだったから」
「そんな心配しなくても翔くんがいるだけで人来るのにな」
「だねだね」
4人で翔のクラスに向かうと廊下の遥か彼方からでもわかる人だかりが既に出来ていた
「あれ、そうだよね?」
「おそらく…」
「凄い人の数…翔ちゃん目当てかな?」
「なぁ智、翔くんどんな格好してんだ?」
「詳しくは聞いてない
妖怪だとは言ってたけど」
「妖怪かぁ…
どうせならドラキュラとかにすれば良いのにね」
「翔くんならタキシード着たら映えるよなぁ」
「まさに王子さまって感じ?」
「妖怪だと 河童とかかなぁ?」
「河童はやだなぁ…座敷わらしとか?」
「それもどうよ…
翔くんに似合いそうな妖怪かぁ…」
翔に似合いそうな妖怪なんかいないだろ…
そもそもお化け屋敷なんだから
格好良さは追求する必要ないんだし
「あ、みんな教室の中に入ってくよ」
「はじまったんだね
これで翔ちゃん見つかるかな?」
翔のクラスの前にあった集団が続々と教室の中に消えていく
だいぶ人は減ったけど翔の姿は見つからない…
「いないなぁ、翔くん」
「どうしたんだろ…朝イチって言ってたのに…」
翔のクラスまで数メートル…
受付にいた女子が頭を上げた
「あ、さと兄。
それにみなさんも来てくれたんですね」
「「「「…え」」」」
4人同時に固まった