take a breather
第11章 君のうた
10時半に体育館に行くと 翔もほぼ同じタイミングでやって来た
「お疲れ、翔くん。あの後も大変だったろう?」
「はぁ…なんか主旨が変わってきちゃって
撮影会になっちゃいました
それでも写真撮った人は来場者にカウントされるので 数的にはかなり稼ぎましたけど」
「ははっ!あのコスプレ用意した係の人、殊勲賞ものだね」
「コスプレ?」
ニノの言葉に翔が首を傾げる
「翔ちゃん わかってないんだ
あれ、どう見てもコスプレ用の衣装だから」
「えっ⁈うそっ!そうなんですか⁈」
「そうだよ。あんな洋服着て街中歩かないでしょ
見かけたことある?」
「ないですけど…お披露目会に参加するって言ってたから
てっきりそれ用の衣装なのかと…」
「そう。だから『それ用の衣装』なの」
「たまにテレビで流れてるよな?
コスプレイヤーのイベント」
「ゲームやアニメのイベントの時に着てる人もいるよね〜」
「やだっ!僕 知らなくて…恥ずかし…」
翔が顔を真っ赤に染める
「え〜、全然恥ずかしくないよぉ〜
翔ちゃんすっごく可愛かったもん
松潤 大絶賛だったじゃん」
「メチャメチャ可愛かったよ
もう一度着て欲しいくらい」
「いいえっ、もう絶対着ません!」
「そうなの?智も可愛いって喜んでたのに
残念だね?智」
ニノがニヤッと俺に向かって笑った
写真貰って礼は言ったけどさ
可愛いなんて一言も発してないからな?
「ホント?さと兄?」
「え?あ…うん…可愛かったよ…
似合ってたし…」
ちゃんと本心は伝えておくけどさ…
だって…
「ありがと…さと兄…」
翔がハニカミながら頬をピンクに染めた
だって…俺がそう言えば翔が喜ぶってわかってるから
昔から翔は俺が『可愛い』って言うと笑顔を見せるんだ
「お疲れ、翔くん。あの後も大変だったろう?」
「はぁ…なんか主旨が変わってきちゃって
撮影会になっちゃいました
それでも写真撮った人は来場者にカウントされるので 数的にはかなり稼ぎましたけど」
「ははっ!あのコスプレ用意した係の人、殊勲賞ものだね」
「コスプレ?」
ニノの言葉に翔が首を傾げる
「翔ちゃん わかってないんだ
あれ、どう見てもコスプレ用の衣装だから」
「えっ⁈うそっ!そうなんですか⁈」
「そうだよ。あんな洋服着て街中歩かないでしょ
見かけたことある?」
「ないですけど…お披露目会に参加するって言ってたから
てっきりそれ用の衣装なのかと…」
「そう。だから『それ用の衣装』なの」
「たまにテレビで流れてるよな?
コスプレイヤーのイベント」
「ゲームやアニメのイベントの時に着てる人もいるよね〜」
「やだっ!僕 知らなくて…恥ずかし…」
翔が顔を真っ赤に染める
「え〜、全然恥ずかしくないよぉ〜
翔ちゃんすっごく可愛かったもん
松潤 大絶賛だったじゃん」
「メチャメチャ可愛かったよ
もう一度着て欲しいくらい」
「いいえっ、もう絶対着ません!」
「そうなの?智も可愛いって喜んでたのに
残念だね?智」
ニノがニヤッと俺に向かって笑った
写真貰って礼は言ったけどさ
可愛いなんて一言も発してないからな?
「ホント?さと兄?」
「え?あ…うん…可愛かったよ…
似合ってたし…」
ちゃんと本心は伝えておくけどさ…
だって…
「ありがと…さと兄…」
翔がハニカミながら頬をピンクに染めた
だって…俺がそう言えば翔が喜ぶってわかってるから
昔から翔は俺が『可愛い』って言うと笑顔を見せるんだ