take a breather
第11章 君のうた
待機所から出てニノに小声で話かける
「お前…可愛いとこあんな」
「…なにがよ」
すぐに冷静さを取り戻すのはさすがだ
「好きな子には意地悪したくなる、ってやつだろ?」
「誰が『好きな子』だ…
アホだから構ってて楽しいだけ」
「素直じゃねぇなぁ…
人には色々言う癖に」
「それが俺の持ち味なんでね…
そんなことよりも今は自分のことだろ?」
ニノが形の良い顎をクイッとしゃくった
その方向を見ると…
「翔?」
「大野くん、これプリンスの席にお願いね?」
女子に差し出されたのは翔の好きなアイスカフェラテが乗ったトレー
「え…」
「ほら、早くっ!お客様を待たせない」
押し付けられるように持たされた
「あ…うん…」
「次の指名が入るまでプリンスの所にいて良いからね」
「え?でも5分で終わりなんじゃ…」
「いいからいいから、目の保養よ♪」
こんなに身近にも居たのか…BL愛好家
「ほら、智…早く行ってあげなって…
智がなかなか行かないから翔ちゃん不安そうだよ?」
翔の方を見ると確かに不安そうに俺を見ていた
「ん、行ってくる」
「いってら〜、頑張りなよ?お兄ちゃん」
ニノに背中を押され翔のテーブルに向かっていくと 翔が照れ臭そうに笑った
「ごめんね?さっき さと兄が何か言いかけたのが気になって来ちゃった」
「いや…俺こそ悪かったな
急いでたからお前のこと置き去りにして」
テーブルにアイスラテを置き翔の向かいの席に座った
「ううん、大丈夫…」
首を横に小さくふるふると振る…
そんな些細な仕草でさえ愛おしい
「お前…可愛いとこあんな」
「…なにがよ」
すぐに冷静さを取り戻すのはさすがだ
「好きな子には意地悪したくなる、ってやつだろ?」
「誰が『好きな子』だ…
アホだから構ってて楽しいだけ」
「素直じゃねぇなぁ…
人には色々言う癖に」
「それが俺の持ち味なんでね…
そんなことよりも今は自分のことだろ?」
ニノが形の良い顎をクイッとしゃくった
その方向を見ると…
「翔?」
「大野くん、これプリンスの席にお願いね?」
女子に差し出されたのは翔の好きなアイスカフェラテが乗ったトレー
「え…」
「ほら、早くっ!お客様を待たせない」
押し付けられるように持たされた
「あ…うん…」
「次の指名が入るまでプリンスの所にいて良いからね」
「え?でも5分で終わりなんじゃ…」
「いいからいいから、目の保養よ♪」
こんなに身近にも居たのか…BL愛好家
「ほら、智…早く行ってあげなって…
智がなかなか行かないから翔ちゃん不安そうだよ?」
翔の方を見ると確かに不安そうに俺を見ていた
「ん、行ってくる」
「いってら〜、頑張りなよ?お兄ちゃん」
ニノに背中を押され翔のテーブルに向かっていくと 翔が照れ臭そうに笑った
「ごめんね?さっき さと兄が何か言いかけたのが気になって来ちゃった」
「いや…俺こそ悪かったな
急いでたからお前のこと置き去りにして」
テーブルにアイスラテを置き翔の向かいの席に座った
「ううん、大丈夫…」
首を横に小さくふるふると振る…
そんな些細な仕草でさえ愛おしい