take a breather
第11章 君のうた
「それ…どういう意味で言ってんの?」
翔が俺だけのモノでいてくれるって
それは兄弟として?それとも…
「さと兄が思ってる意味でいいよ?
兄弟としてなのか…それとも他の意味なのか…
僕はさと兄とずっと一緒にいられるなら…
僕だけのさと兄でいてくれるならそれでいい」
「翔だけの俺?」
「だってそうでしょ?
さと兄だけの僕なら
僕にとっては僕だけのさと兄になるってことでしょ?」
そんな風に考えたことなかった…
いつも俺だけが翔を独り占めしたがってると思ってたけど
翔も俺のことを独り占めしたいってこと?
「翔は、俺のこと…どう思ってる?
兄貴として傍にいて欲しい?それとも…別の…」
翔がどんな答えをくれるのか…
ドキドキしながら答えを待った
すると、翔はニコッと笑って…
「教えない」
「…へ?…なんで?」
「さと兄が狡いから…
自分の想いは言ってくれないのに
僕には言わせるの?
僕はさと兄の思ってる意味でいい、って言ってるんだよ?
それって さと兄がどう想ってても僕はその想いを受け入れるってことなの
兄弟であろうと、コイ…」
「翔!待て!」
これ以上情けない兄貴…イヤ、男でいたくない
先に翔の気持ちを聞き出そうなんて、確かに狡い
まずは俺から伝えるよ…
「翔…俺 お前のこと…好きだ…
弟じゃなく、恋人として俺の…俺だけのモノでいてくれ」
薄っすらと瞳に涙を浮かべながら翔が微笑んだ
「うんっ。ず〜っと、恋人としてさと兄の傍にいる」
翔が俺だけのモノでいてくれるって
それは兄弟として?それとも…
「さと兄が思ってる意味でいいよ?
兄弟としてなのか…それとも他の意味なのか…
僕はさと兄とずっと一緒にいられるなら…
僕だけのさと兄でいてくれるならそれでいい」
「翔だけの俺?」
「だってそうでしょ?
さと兄だけの僕なら
僕にとっては僕だけのさと兄になるってことでしょ?」
そんな風に考えたことなかった…
いつも俺だけが翔を独り占めしたがってると思ってたけど
翔も俺のことを独り占めしたいってこと?
「翔は、俺のこと…どう思ってる?
兄貴として傍にいて欲しい?それとも…別の…」
翔がどんな答えをくれるのか…
ドキドキしながら答えを待った
すると、翔はニコッと笑って…
「教えない」
「…へ?…なんで?」
「さと兄が狡いから…
自分の想いは言ってくれないのに
僕には言わせるの?
僕はさと兄の思ってる意味でいい、って言ってるんだよ?
それって さと兄がどう想ってても僕はその想いを受け入れるってことなの
兄弟であろうと、コイ…」
「翔!待て!」
これ以上情けない兄貴…イヤ、男でいたくない
先に翔の気持ちを聞き出そうなんて、確かに狡い
まずは俺から伝えるよ…
「翔…俺 お前のこと…好きだ…
弟じゃなく、恋人として俺の…俺だけのモノでいてくれ」
薄っすらと瞳に涙を浮かべながら翔が微笑んだ
「うんっ。ず〜っと、恋人としてさと兄の傍にいる」