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take a breather

第11章 君のうた

「おふたりさん、ラブラブモードな所申しわけないんだけど
交代の時間だよ」

松潤の声に振り返ると 3人がニヤニヤ顔で立っていた

「え、あ…もうそんな時間?」

「うん。ど〜っぷりふたりの世界に入ってたから気が付かなかったでしょ」

「周りが興味津々の視線で見てたのにな?」

「3年生のお姉さまたちも智のこと指名しようと思って来たんだけど
ふたりの姿見てる方がいいって相葉さんのこと指名したんだよ」

「ずっとキャーキャー言っててさ
俺、いなくて良くない?って思った」

相葉ちゃんが苦笑いする

「…ごめん、全然気が付かなかった…」

「後で3人にゴチしてよね」

「相葉ちゃんにはわかるけど
なんでふたりにまでゴチする必要があんだよ」

「翔くんと上手くいったんだろ?」

「俺たちのおかげだよね?
特に潤くんなんて大活躍でしょ
アカデミー賞もんの演技よ?」

ニヤッと笑う潤とその肩に手を乗せるニノ

「…やっぱそう言うこと?」

3人が首を揃えて縦に振る

「詳しい話はまた後で…
先に楽器片付けに行かないと」

「お、そうだった…
じゃあ行こうか、翔くん」

松潤が翔の腰に腕を回す

「おまっ!演技だったんじゃ!」

「ははっ、冗談だよ。さ、行こうぜ」

歩き出した3人…
その後を翔と並んでついて行く

「良い人たちだね?」

翔が3人の背中を見つめながら微笑んだ

「おう…最高の仲間だよ」

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