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take a breather

第12章 Step and Go

缶ビールを1本飲み終わり
やる事もなくスマホを弄る…

ネットニュースに目を通し
世の中の1日の流れを知る

特に目につくような大きなニュースもないな…
平和な1日だったってことか

それにしても時間が掛かると言っていたが本当に遅い

野郎がシャワー浴びるだけなのになんでこんなに長いんだ?

俺なんて5分も掛からず出てきたぞ?

そう思っていたところに背後から声が掛かる

「お待たせ…」

その声に何気なく振り向き
ショウを見るとドキッとした

シャワーを浴びただけじゃないのか?

その頬は上気していて艶かしい…

薄手のシャツ一枚、胸の辺りまでボタンを外して着ている

「こっち来て…」

ニコッと笑いベッドに向かって行く彼…
その後についてベッドに向かった

ベッドに上がったショウは
横に立つ俺を見上げ誘うような笑みを浮かべる

「横になって?」

全てがショウの言いなりで ちょっとカッコ悪い気もするけど仕方ない…

大人しくベッドに上がり仰向けに寝た

ショウは俺のすぐ横に座り俺の体に手を這わす

ゆっくりと動くショウの手…

どうするのだろうと見ていると
俺の胸へと伸びてくる

そっと触れた手が俺の胸を優しく撫でる
こんなこと今までされたこと無かったな

男の胸なんて撫でて何の意味が…

「っ!」

なんだ⁈これ?

未だかつて感じたことのない刺激が体の中を走った

「ふふっ…ココ弄られた事ないの?
オトコもね、ちゃ〜んと感じるんだよ?
ココ…弄られると…」

そう言ってショウは胸の突起をギュッと摘んだ

「あっ!」

思わず出てしまった声…
恥ずかしくて手のひらで口を押さえた

「いいよ、恥ずかしがらないで声出して…
それにもっと気持ちよくしてあげるから
声…我慢できないと思うし…ふふっ…」

妖艶な笑みを浮かべる彼を見て
また心臓がドキッとなった

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