take a breather
第1章 Now or Never
店内は落ち着いた雰囲気で、テーブル席と座敷の席があった。
俺以外に客はない。
時間が時間だしな…
彼が振り返りニコッと微笑まれるだけで、また心臓がドキッとなる。
ヤベぇ…マジで可愛いんですけど。
「お好きな席へどうぞ」
「あ、はい…」
座敷の席は窓側で、窓の外には山々が連なってる風景が広がっていた。
「じゃあ、座敷で…」
「はい。ではお茶をお持ちしますね」
またまたニコッと微笑んだ彼が店の奥へと歩いていく。
その後ろ姿ですら目を奪われる。
はぁ〜、なんだこれ?
まさか男相手にドキドキする日が来るなんて思ってもみなかったよ。
何か食えさえすればいいと思っていたけど、あの老夫婦には感謝だな。
こんな素敵な出会いが待っていたなんて。
彼が消えた方を見ていたら、トレーを持った彼が戻ってきた。
「どうぞ」
彼が置いた湯飲みを手に取り、ひとくち啜る。
「はぁ〜、うまっ」
冷えた体に温かいお茶が染み渡る。
「ふふっ、よかった。
ご注文が決まりましたら、お呼びくださいね」
「あ、あのっ…」
少しでも彼を見ていたくて、その場から離れようとする彼を呼び止めた。
「あ、えっと…オススメは何かな?」
「皆さんおしるこを求めていらっしゃいますよ?
自家製なんですけど、甘さ控えめで男性の方も召し上がっていかれます」
「やっぱりそうなんだ」
「やっぱり?」
不思議そうな表情の彼もまた可愛らしい。
俺以外に客はない。
時間が時間だしな…
彼が振り返りニコッと微笑まれるだけで、また心臓がドキッとなる。
ヤベぇ…マジで可愛いんですけど。
「お好きな席へどうぞ」
「あ、はい…」
座敷の席は窓側で、窓の外には山々が連なってる風景が広がっていた。
「じゃあ、座敷で…」
「はい。ではお茶をお持ちしますね」
またまたニコッと微笑んだ彼が店の奥へと歩いていく。
その後ろ姿ですら目を奪われる。
はぁ〜、なんだこれ?
まさか男相手にドキドキする日が来るなんて思ってもみなかったよ。
何か食えさえすればいいと思っていたけど、あの老夫婦には感謝だな。
こんな素敵な出会いが待っていたなんて。
彼が消えた方を見ていたら、トレーを持った彼が戻ってきた。
「どうぞ」
彼が置いた湯飲みを手に取り、ひとくち啜る。
「はぁ〜、うまっ」
冷えた体に温かいお茶が染み渡る。
「ふふっ、よかった。
ご注文が決まりましたら、お呼びくださいね」
「あ、あのっ…」
少しでも彼を見ていたくて、その場から離れようとする彼を呼び止めた。
「あ、えっと…オススメは何かな?」
「皆さんおしるこを求めていらっしゃいますよ?
自家製なんですけど、甘さ控えめで男性の方も召し上がっていかれます」
「やっぱりそうなんだ」
「やっぱり?」
不思議そうな表情の彼もまた可愛らしい。