take a breather
第13章 Monster
アパートに着きカレを招き入れる
「どうぞ入って?
ちょっと散らかってるけど…」
「そんなの気にしな…
え?泥棒にでも入られた?」
そう言われも仕方ない…
ここ数日は忙しくてロクに掃除もしてなかった
まぁ、ここ数日に限られたことではないんだけど…
「ごめんね、掃除する暇がなくて…
ちょっと片付けるから待ってて」
カレが座れる場所くらいは確保しないと…
物置状態のソファーに乗ってる本たちを適当に重ねて一度に持ち上げた
「あっ!」
崩れ落ちそうになる本…
「おっと…」
カレが素早く動き
崩れそうになる本を俺の真正面で一緒に持ってくれた
「ありがと…たすか…」
お礼を言うのに顔を上げると
超至近距離にカレの顔
ドキンっと鳴る心臓…胸が締め付けられ苦しい…
「どうした?」
心配そうなカレの顔が少し滲んで見えた
「あれ?なんで…」
目頭が熱くなる…
カレが俺の手から本を取り、床に置いた
「大丈夫か?」
俺よりも背の低いカレが手を伸ばし
ポンポンと頭を撫でてくれた
「あ…う、ん…ごめん…大丈夫…」
溢れ落ちそうになる涙を指で拭った
「…相変わらずだな」
小さな呟きが耳に入る
「えっ?」
「あ、ううん。なんでもない」
「そう?あ、その空いたトコに座って?
今、準備するね
どれくらいの量あればいい?」
「少しで大丈夫。あまり抜くと体に良くないだろ?」
可笑しなヒト…
『血を吸わせろ』って言うのに
俺の体調は気にしてくれるんだ
「どうぞ入って?
ちょっと散らかってるけど…」
「そんなの気にしな…
え?泥棒にでも入られた?」
そう言われも仕方ない…
ここ数日は忙しくてロクに掃除もしてなかった
まぁ、ここ数日に限られたことではないんだけど…
「ごめんね、掃除する暇がなくて…
ちょっと片付けるから待ってて」
カレが座れる場所くらいは確保しないと…
物置状態のソファーに乗ってる本たちを適当に重ねて一度に持ち上げた
「あっ!」
崩れ落ちそうになる本…
「おっと…」
カレが素早く動き
崩れそうになる本を俺の真正面で一緒に持ってくれた
「ありがと…たすか…」
お礼を言うのに顔を上げると
超至近距離にカレの顔
ドキンっと鳴る心臓…胸が締め付けられ苦しい…
「どうした?」
心配そうなカレの顔が少し滲んで見えた
「あれ?なんで…」
目頭が熱くなる…
カレが俺の手から本を取り、床に置いた
「大丈夫か?」
俺よりも背の低いカレが手を伸ばし
ポンポンと頭を撫でてくれた
「あ…う、ん…ごめん…大丈夫…」
溢れ落ちそうになる涙を指で拭った
「…相変わらずだな」
小さな呟きが耳に入る
「えっ?」
「あ、ううん。なんでもない」
「そう?あ、その空いたトコに座って?
今、準備するね
どれくらいの量あればいい?」
「少しで大丈夫。あまり抜くと体に良くないだろ?」
可笑しなヒト…
『血を吸わせろ』って言うのに
俺の体調は気にしてくれるんだ