take a breather
第13章 Monster
智くんをこの世に引き留める為に何か楽しみを見つけて貰おうと思い
この一か月間、仕事が早く終わる時や休みの日は智くんと外出するようになった
夜勤もあるし、仕事が遅い日も多いから
そんなに回数は多くないけどね
それに最初は智くんの為、なんて思っていた外出が
今では俺自身の楽しみにもなって、いい息抜きが出来てる
今日は智くんのパジャマを買いに来た
今までは俺のパジャマを貸して着てたけど
智くんのパジャマをちゃんと用意したいな、って思ったんだ
「ねぇねぇ、これ良くない?
肌触りが超気持ちいい」
シルク素材のパジャマを手にし智くんに見せた
「ん?どれ…」
智くんが俺の所に来てパジャマに触れる
「ほんとだ気持ちい〜
あっ!でもこれスゲェ高いじゃん!
こんな高い物おいらには必要ないよ」
「え〜そう?気持ちいいのになぁ…」
「それにこんな高級品、おいらには似合わない
翔なら似合いそうだけど」
「そんな事ないよ…
じゃあこれは?
これなら綿素材でそんなに高くはないけど肌触りは良いよ?」
「ん〜、これでも高い気が…」
「値段は気にしなくていいから、肌触りはどう?」
「柔らかくて気持ちいいな…」
「じゃあこれにしよ?いいよね?」
「まぁ、翔がいいなら…」
「色はぁ…」
チェック柄で赤、青、黄色、緑、紫の5色展開…
一枚ずつ智くんに合わせていく
「緑?
ん〜…黄色?ちょっと違うか…
これだな!青にしよう
ね、智く…」
智くんに確認しようと智くんの顔を見ると
智くんは微笑んで俺を見ていた
その微笑みの優しさに胸がキュッとなり
急にドギマギしてしまう
「さ、智くんっ、どう?
これで、いい?」
「ん、いいよ。翔が選んでくれたんだから」
「じゃなくて、智くんの意見が聞きたいの」
「んじゃ、これがいい」
智くんが指差したのは赤
「え、赤?」
なんか意外…
「翔はこれがいい」
「え?」
「翔はこれ着て?」
「お、俺の?」
「そう…翔がおいらの選んだから
おいらは翔のを選ぶ」
「…お揃い着るの?」
「ダメ?」
智くんが少し寂しそうな顔をする
「だ、駄目じゃないよ
うん、じゃあこれに決まりね」
智くんとお揃いのパジャマ…なんか恥ずかしい、かも…
この一か月間、仕事が早く終わる時や休みの日は智くんと外出するようになった
夜勤もあるし、仕事が遅い日も多いから
そんなに回数は多くないけどね
それに最初は智くんの為、なんて思っていた外出が
今では俺自身の楽しみにもなって、いい息抜きが出来てる
今日は智くんのパジャマを買いに来た
今までは俺のパジャマを貸して着てたけど
智くんのパジャマをちゃんと用意したいな、って思ったんだ
「ねぇねぇ、これ良くない?
肌触りが超気持ちいい」
シルク素材のパジャマを手にし智くんに見せた
「ん?どれ…」
智くんが俺の所に来てパジャマに触れる
「ほんとだ気持ちい〜
あっ!でもこれスゲェ高いじゃん!
こんな高い物おいらには必要ないよ」
「え〜そう?気持ちいいのになぁ…」
「それにこんな高級品、おいらには似合わない
翔なら似合いそうだけど」
「そんな事ないよ…
じゃあこれは?
これなら綿素材でそんなに高くはないけど肌触りは良いよ?」
「ん〜、これでも高い気が…」
「値段は気にしなくていいから、肌触りはどう?」
「柔らかくて気持ちいいな…」
「じゃあこれにしよ?いいよね?」
「まぁ、翔がいいなら…」
「色はぁ…」
チェック柄で赤、青、黄色、緑、紫の5色展開…
一枚ずつ智くんに合わせていく
「緑?
ん〜…黄色?ちょっと違うか…
これだな!青にしよう
ね、智く…」
智くんに確認しようと智くんの顔を見ると
智くんは微笑んで俺を見ていた
その微笑みの優しさに胸がキュッとなり
急にドギマギしてしまう
「さ、智くんっ、どう?
これで、いい?」
「ん、いいよ。翔が選んでくれたんだから」
「じゃなくて、智くんの意見が聞きたいの」
「んじゃ、これがいい」
智くんが指差したのは赤
「え、赤?」
なんか意外…
「翔はこれがいい」
「え?」
「翔はこれ着て?」
「お、俺の?」
「そう…翔がおいらの選んだから
おいらは翔のを選ぶ」
「…お揃い着るの?」
「ダメ?」
智くんが少し寂しそうな顔をする
「だ、駄目じゃないよ
うん、じゃあこれに決まりね」
智くんとお揃いのパジャマ…なんか恥ずかしい、かも…