テキストサイズ

take a breather

第13章 Monster

その日の夜…
またあの夢を見た

正確には同じ夢ではなく
早い話が登場人物が同じでシュチュエーションは違う

でも、リアルな感情と感覚…

最初は何をしてるのかわからなかった

全裸のサトシが汗を流し俺の上にいる

『あっ…サトシ…』

『気持ちいいか?』

気持ちいい?この状況が?

通常、排泄しかしないソコに何かが入り込んでいる圧迫感…

『あぁ…サト、もっと…』

初めての経験の筈なのに
俺はそんな状況の中、幸福感と安心感で満たされていた

サトシの背中に腕を回し抱き寄せる

サトシは俺を強く抱きしめる
ソコに感じるモノの出し入れのスピードが一気に速まった

『あ…サトシっ…いい…あっ…あぁっ…』

艶かしい俺の声…
なんとも言えない昂揚感…

俺、サトシと…

『ああっ…あっ…も、だめっ…』

その瞬間、ハッと目が覚めた

「はぁ…」

なんだったんだ?今の…

夢の中の『サトシ』と『俺』の関係って…恋人?

部屋の中は夜が明け明るくなり始めていた

横を見ると智くんの寝顔が…
一気に熱くなる顔

もちろん智くんとシタ訳じゃない
あれは夢なんだから…

でも感覚がリアル過ぎてサトシにそっくりの智くんに抱かれたみたいな…

「ヤバっ、俺…何考えて…」

体にも余韻、と言うか疼きが残ってる

だってしっかり勃ってるし…

「最近ご無沙汰だからなぁ…欲求不満?」

それにしても抱かれる側だなんて…

智くんはこれからが睡眠時間
智くんを起こさないようにベッドを抜け出した

ストーリーメニュー

TOPTOPへ