take a breather
第3章 このままもっと
智くんは泣き止むまで何も言わない…
言わないけど、ずっと寄り添って肩を抱いてくれるんだ。
「ありがと…もう大丈夫だよ…」
「そっか…」
智くんの手が俺から離れていく…
「なんでだろうね…アイツが好きな俺でいようとしただけなのに…」
「ん…」
「それでフラれてたらしゃあないよな…
ほんっと馬鹿みたい…」
「馬鹿みたいじゃないよ…」
ボソッと呟く智くん。
「いいよ、気遣ってくれなくて…」
「気なんか遣ってないよ…
翔くんの良さがわからないソイツが馬鹿なんだよ」
「…智くんには迷惑ばっかり掛けてるのになぁ…
そんな風に言って貰えて嬉しいよ」
智くんの肩に頭を乗せて凭れかかった。
「ん…」
智くんの手が俺の頭をポンポンと撫でてくれる。
子供の頃からそうだ…
落ち込んだ俺の隣に座って、何も言わずに頭を撫でてくれる。
優等生でクラスでも中心人物の俺と、物静かな智くん。
周りの人たちは俺が智くんの世話をしていると思っていたけど、実は逆。
智くんが俺を励まし、何かあると慰めてくれてた。
生徒会長や仕事で大役を任されても頑張ってこられたのは、智くんが傍にいてくれたから。
今の俺があるのは智くんのお陰なんだ。
親よりも頼りにしてる存在…
俺の癒しの素。
「智くん…」
「ん?」
「今日、一緒に寝ていい?」
「ん、いいよ…」
智くんは一緒にいるだけで、俺の心の疲れを癒してくれる。
言わないけど、ずっと寄り添って肩を抱いてくれるんだ。
「ありがと…もう大丈夫だよ…」
「そっか…」
智くんの手が俺から離れていく…
「なんでだろうね…アイツが好きな俺でいようとしただけなのに…」
「ん…」
「それでフラれてたらしゃあないよな…
ほんっと馬鹿みたい…」
「馬鹿みたいじゃないよ…」
ボソッと呟く智くん。
「いいよ、気遣ってくれなくて…」
「気なんか遣ってないよ…
翔くんの良さがわからないソイツが馬鹿なんだよ」
「…智くんには迷惑ばっかり掛けてるのになぁ…
そんな風に言って貰えて嬉しいよ」
智くんの肩に頭を乗せて凭れかかった。
「ん…」
智くんの手が俺の頭をポンポンと撫でてくれる。
子供の頃からそうだ…
落ち込んだ俺の隣に座って、何も言わずに頭を撫でてくれる。
優等生でクラスでも中心人物の俺と、物静かな智くん。
周りの人たちは俺が智くんの世話をしていると思っていたけど、実は逆。
智くんが俺を励まし、何かあると慰めてくれてた。
生徒会長や仕事で大役を任されても頑張ってこられたのは、智くんが傍にいてくれたから。
今の俺があるのは智くんのお陰なんだ。
親よりも頼りにしてる存在…
俺の癒しの素。
「智くん…」
「ん?」
「今日、一緒に寝ていい?」
「ん、いいよ…」
智くんは一緒にいるだけで、俺の心の疲れを癒してくれる。