
take a breather
第14章 Find the answer
翔ちゃんとふたり並んで廊下を歩く
「智くん、大丈夫そうだね」
「えっ?」
翔ちゃんがポソっと呟いた
「いつも通り変わらない感じだったから…
ニノのおかげかな…」
「俺は何もしてないよ」
「昨日一緒にいてあげたんだろ?」
「いてあげたと言うか、大野さんが突然来たんだけど…」
「そっか…やっぱり智くんはニノといるのがいいんだね」
「ちがっ…」
「俺に気を遣わなくていいよ
俺が望むのは智くんが智くんらしく生きてくれることだから
その為にニノが必要とされてるのなら
力になってあげて欲しい」
勘違いしてる翔ちゃんを
慌てて否定しようとしたのに
言葉を遮られてしまった
「本当に違うんだよ
大野さんは別に俺を必要としていない
昨夜は話し相手が欲しかっただけで…」
「それでもニノを頼って来た…」
「そうだけどっ…いつも大野さんは翔ちゃんを頼りにしてる
昨日はたまたま俺だっただけで
深い意味はないよ」
「深い意味がないのはわかってるよ
あの人がニノに対して恋愛感情を持ってるなんて思ってはない
それでも智くんが頼ったのはニノなんだから
俺の出る幕じゃない
俺は俺なりの方法であの人を守っていくよ」
慈愛さえ感じられる微笑み…
「翔ちゃん…」
こんなにも大野さんのことが大切なのに
どうしてこの人は大野さんを求めないんだろう…
俺なんかに任せようとしないで
翔ちゃんが大野さんに対してもっと積極的に動いてよ
そうすればふたりは上手くいく気がする
昨日、話をしていてわかった
元々 大野さんは翔ちゃんを信頼してるけど
今の大野さんにとっては翔ちゃんは特別な存在なんだ
翔ちゃんの気持ちが大野さんに伝われば
大野さんもそれに応えてくれるんじゃないかな
「智くん、大丈夫そうだね」
「えっ?」
翔ちゃんがポソっと呟いた
「いつも通り変わらない感じだったから…
ニノのおかげかな…」
「俺は何もしてないよ」
「昨日一緒にいてあげたんだろ?」
「いてあげたと言うか、大野さんが突然来たんだけど…」
「そっか…やっぱり智くんはニノといるのがいいんだね」
「ちがっ…」
「俺に気を遣わなくていいよ
俺が望むのは智くんが智くんらしく生きてくれることだから
その為にニノが必要とされてるのなら
力になってあげて欲しい」
勘違いしてる翔ちゃんを
慌てて否定しようとしたのに
言葉を遮られてしまった
「本当に違うんだよ
大野さんは別に俺を必要としていない
昨夜は話し相手が欲しかっただけで…」
「それでもニノを頼って来た…」
「そうだけどっ…いつも大野さんは翔ちゃんを頼りにしてる
昨日はたまたま俺だっただけで
深い意味はないよ」
「深い意味がないのはわかってるよ
あの人がニノに対して恋愛感情を持ってるなんて思ってはない
それでも智くんが頼ったのはニノなんだから
俺の出る幕じゃない
俺は俺なりの方法であの人を守っていくよ」
慈愛さえ感じられる微笑み…
「翔ちゃん…」
こんなにも大野さんのことが大切なのに
どうしてこの人は大野さんを求めないんだろう…
俺なんかに任せようとしないで
翔ちゃんが大野さんに対してもっと積極的に動いてよ
そうすればふたりは上手くいく気がする
昨日、話をしていてわかった
元々 大野さんは翔ちゃんを信頼してるけど
今の大野さんにとっては翔ちゃんは特別な存在なんだ
翔ちゃんの気持ちが大野さんに伝われば
大野さんもそれに応えてくれるんじゃないかな
