
take a breather
第14章 Find the answer
「ギュッとされて大野さんはどう思ったの」
聞かずともわかるけど?
あんなに顔赤く染めて
なんなら瞳も潤んじゃってんじゃないの?
「どう思ったって言われても…
ドキドキしてなんも考えられない…
なんで自分がこんなになってるのかもわかんないよ…」
恋の病って言うけど
ほんと風邪ひいたのと変わらない症状じゃん
「いつからそんななの?」
「いつから?」
「翔ちゃんに対していつからそんな症状が出るようになった?」
大野さんが『ん〜』と首を傾げる
「活動休止会見の後、ニノに言われただろ?
『変わらないことを翔くんも望んでる』って
それでそうしよう、って思って行動してた…
で、翔くんの反応が気になって
翔くんを見るといつも優しく微笑んでくれてて…
それを見てるうちに安心するようになって…
たまに胸がキュッてなって…」
「成る程ね…」
語ってることが恋する少女そのもの
この人、ほんとわかりやすいけど
残念なことにこの様子だと本人はわかってない…
これで本人もわかってれば
もう少しふたりに進展がありそうだけど
もう一つ気掛かりなのは
こんだけわかりやすい大野さんの変化を
あの人も気がついてない?
気付いてるなら翔ちゃんが告白すれば丸く収まってたはず
そうなってないってことは気付いてないんだよね?
大野さんのことを知り尽くしてるくせに
なんでここを見落とすんだあの人は…
聞かずともわかるけど?
あんなに顔赤く染めて
なんなら瞳も潤んじゃってんじゃないの?
「どう思ったって言われても…
ドキドキしてなんも考えられない…
なんで自分がこんなになってるのかもわかんないよ…」
恋の病って言うけど
ほんと風邪ひいたのと変わらない症状じゃん
「いつからそんななの?」
「いつから?」
「翔ちゃんに対していつからそんな症状が出るようになった?」
大野さんが『ん〜』と首を傾げる
「活動休止会見の後、ニノに言われただろ?
『変わらないことを翔くんも望んでる』って
それでそうしよう、って思って行動してた…
で、翔くんの反応が気になって
翔くんを見るといつも優しく微笑んでくれてて…
それを見てるうちに安心するようになって…
たまに胸がキュッてなって…」
「成る程ね…」
語ってることが恋する少女そのもの
この人、ほんとわかりやすいけど
残念なことにこの様子だと本人はわかってない…
これで本人もわかってれば
もう少しふたりに進展がありそうだけど
もう一つ気掛かりなのは
こんだけわかりやすい大野さんの変化を
あの人も気がついてない?
気付いてるなら翔ちゃんが告白すれば丸く収まってたはず
そうなってないってことは気付いてないんだよね?
大野さんのことを知り尽くしてるくせに
なんでここを見落とすんだあの人は…
