
take a breather
第14章 Find the answer
翔くんが俺の肩に手を回し、部屋の中へとエスコートしてくれる
ここってどう見てもスイートルームだよね
いつも使う部屋と置いてある物の質が違う
ソファーに連れて行かれるとそこにはバースデーケーキとシャンパンが用意されていた
「誕生日にコンビニスイーツでお祝いじゃ寂しいでしょ?」
翔くんと一緒ならどんな風にお祝いされても嬉しかったとは思う
でもこんなに用意周到にされてると
俺のことを考えてくれていたんだなぁ…って
それだけでも嬉しさが倍増する
「ありがとう、翔くん。凄く嬉しいよ」
笑顔でお礼を言うと翔くんも笑ってくれた
「それじゃ、乾杯しようか」
「うんっ」
翔くんがシャンパンの栓を抜き、グラスに注いでくれる
「はい、どうぞ」
グラスを受け取ると
翔くんが自分のグラスを持ち俺のグラスに『チンッ』と当てる
「おめでとう、智くん」
「ありがとう、翔くん」
微笑み合いながらひとくち口に含む
「うんっ、おいしいっ」
「よかった、口に合って
苺のケーキに合うって言うから選んでみた」
「ケーキとシャンパン?」
「そう。意外といけるらしいよ?
やったことないけど」
「俺もないかも…」
「試してみてよ」
「うん…ってそのままいくの?」
翔くんがホールのケーキにフォークで切れ込みを入れる
「だって俺上手にカット出来ないもん」
こういう大胆な所は翔くんらしい…
「はい、あ〜ん」
一口大のケーキを俺の口元へ
「え?俺?」
「主役より先に食べる訳いかないでしょ?
それにあなた花束持ってるから取りづらいかな、って」
翔くんが食べさせてくれるなんて思ってもみなかった
「あ、あ〜ん…」
ちょっと照れながらも口を開けると翔くんがケーキを口に入れてくれる
ケーキ自体とても美味しい
クリームは甘さ控えめで苺の甘酸っぱさが生かされてる
シャンパンを一口飲んだ
「んっ!おいひぃ〜」
「本当?よかった…」
安堵したように微笑む翔くん
「翔くんも食べてみてよ」
「じゃあ智くんが食べさせてくれる?」
「うんっ、いいよ」
花束を椅子に置こうとすると翔くんが動きを止めた
「そのままでいいよ」
「えっ?でも…」
ここってどう見てもスイートルームだよね
いつも使う部屋と置いてある物の質が違う
ソファーに連れて行かれるとそこにはバースデーケーキとシャンパンが用意されていた
「誕生日にコンビニスイーツでお祝いじゃ寂しいでしょ?」
翔くんと一緒ならどんな風にお祝いされても嬉しかったとは思う
でもこんなに用意周到にされてると
俺のことを考えてくれていたんだなぁ…って
それだけでも嬉しさが倍増する
「ありがとう、翔くん。凄く嬉しいよ」
笑顔でお礼を言うと翔くんも笑ってくれた
「それじゃ、乾杯しようか」
「うんっ」
翔くんがシャンパンの栓を抜き、グラスに注いでくれる
「はい、どうぞ」
グラスを受け取ると
翔くんが自分のグラスを持ち俺のグラスに『チンッ』と当てる
「おめでとう、智くん」
「ありがとう、翔くん」
微笑み合いながらひとくち口に含む
「うんっ、おいしいっ」
「よかった、口に合って
苺のケーキに合うって言うから選んでみた」
「ケーキとシャンパン?」
「そう。意外といけるらしいよ?
やったことないけど」
「俺もないかも…」
「試してみてよ」
「うん…ってそのままいくの?」
翔くんがホールのケーキにフォークで切れ込みを入れる
「だって俺上手にカット出来ないもん」
こういう大胆な所は翔くんらしい…
「はい、あ〜ん」
一口大のケーキを俺の口元へ
「え?俺?」
「主役より先に食べる訳いかないでしょ?
それにあなた花束持ってるから取りづらいかな、って」
翔くんが食べさせてくれるなんて思ってもみなかった
「あ、あ〜ん…」
ちょっと照れながらも口を開けると翔くんがケーキを口に入れてくれる
ケーキ自体とても美味しい
クリームは甘さ控えめで苺の甘酸っぱさが生かされてる
シャンパンを一口飲んだ
「んっ!おいひぃ〜」
「本当?よかった…」
安堵したように微笑む翔くん
「翔くんも食べてみてよ」
「じゃあ智くんが食べさせてくれる?」
「うんっ、いいよ」
花束を椅子に置こうとすると翔くんが動きを止めた
「そのままでいいよ」
「えっ?でも…」
