
take a breather
第15章 二人の記念日
「え?なんで大野さん?」
ニノの店の前で相葉が待ってた
「たまたまそこで会った
昼食わせてくれるって言うから付いてきた」
「そうだったんですね」
相葉は爽やかな笑顔で答える
俺とニノがふたりでいたこと、嫌じゃないのか?
「ごめん、待たせたね」
「ううん、カズさんのことならいくらでも待てるから大丈夫」
裏口から入りいつもの部屋へ
「すぐに用意してくるから待ってて」
「俺も手伝うよ」
相葉がニノの後を付いて行こうとする
「大野さんがひとりになっちゃうだろ?」
「あ、そっか…
じゃあカズさん、早く戻ってきてね」
「ん」
ニノは微笑みながら短く返事して部屋を後にした
前とふたりの空気感が変わってきたな
ニノが少し優しくなった?
「なぁ…」
「はい?」
「ニノ、お前に優しくなった?」
「あぁ…そうですね
ここに松本さんが来た時から少しずつ変わって来ましたね」
「あのニノがガチギレした時?」
「はい。あの後、カズさんの想いを初めて聞かせて貰ったんです
それからは気持ちに余裕が出来たっていうか…
カズさんを取り巻く人たちに対してピリピリしなくなって
そしたらカズさんも優しくなって来たって感じですかね
それでも『好き』ってすぐ言っちゃうのはやめられなくてカズさんに注意されちゃうんですけど」
ニノの店の前で相葉が待ってた
「たまたまそこで会った
昼食わせてくれるって言うから付いてきた」
「そうだったんですね」
相葉は爽やかな笑顔で答える
俺とニノがふたりでいたこと、嫌じゃないのか?
「ごめん、待たせたね」
「ううん、カズさんのことならいくらでも待てるから大丈夫」
裏口から入りいつもの部屋へ
「すぐに用意してくるから待ってて」
「俺も手伝うよ」
相葉がニノの後を付いて行こうとする
「大野さんがひとりになっちゃうだろ?」
「あ、そっか…
じゃあカズさん、早く戻ってきてね」
「ん」
ニノは微笑みながら短く返事して部屋を後にした
前とふたりの空気感が変わってきたな
ニノが少し優しくなった?
「なぁ…」
「はい?」
「ニノ、お前に優しくなった?」
「あぁ…そうですね
ここに松本さんが来た時から少しずつ変わって来ましたね」
「あのニノがガチギレした時?」
「はい。あの後、カズさんの想いを初めて聞かせて貰ったんです
それからは気持ちに余裕が出来たっていうか…
カズさんを取り巻く人たちに対してピリピリしなくなって
そしたらカズさんも優しくなって来たって感じですかね
それでも『好き』ってすぐ言っちゃうのはやめられなくてカズさんに注意されちゃうんですけど」
