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take a breather

第15章 二人の記念日

「ココがいいの?」

わかっているのに聞き返し
固くなった粒を二本の指でクリクリと摘む

「んっ…」

返事なのか、はたまた感じているのか…

今度は軽く触れるか触れないかの優しいタッチで先を擦る

「んあっ…」

「気持ちイイ?」

「ん…イ、ぃ…」

いつもなら聞いても答えないのに
恍惚とした表情を見せ、体をピクピクと跳ねさせる

次第に腹の辺りに感じる翔のモノの存在…

翔の腰が俺の体に擦り付けるように揺れる

手を伸ばしスエットの上からソコに触れると完全に勃ち上がっていた

「もうこんなにして」

そう言いながらギュッと握ると
翔の腰がビクッと跳ねた

「あぁ…さ、としさん…」

物欲しそうな瞳で見つめてくる

「ん?」

「はや、く…」

「早く?早く手を動かせって?」

「ちが…はやく、智さんが…ほし、い…」

翔がこんなこと言ってくるなんて
自分からおねだりなんてしてきた事ないのに

俺の中心に一気に熱が集まる

体を起こし翔を抱き上げた

「え…」

「ここじゃ無理だろ?ベッド行くぞ」

「あ、はい…」

翔を抱いたまま部屋の灯りを消そうとすると座っているブルーと目が合った

「お前もオトナになったな
邪魔しないでいてくれたんだ」

「みゃあ〜」

「ありがとな、ブルー。おやすみ」

「み…」

電気を消して寝室へと向かった

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