take a breather
第16章 WISH
あれ?なんだ?
櫻井くんの大きな綺麗な目で見つめられると
今度は俺が急に落ち着かなくなった
見つめられるって言っても
櫻井くんは俺のことちゃんと見えてないんだろうけど…
「すみませ〜ん」
「はい。いらっしゃいませ」
櫻井くんは眼鏡を外した効果が早速出たようで
にこやかな笑顔で挨拶する
その笑顔も眼鏡が無くなったせいで
今までよりも表情がよく見え
『あ、可愛い…』なんて思っている俺がいる
「大野くん?」
不思議そうに俺の方を見る櫻井くん
「え?なに?」
「どうしたの?
お客さまがお会計待ってるけど
6号サイズひとつくださいって…」
櫻井くんが6号のケーキを手にして待っていた
「あっ!すみません」
お客さんに頭を下げ、急いで会計を済ませた
「ありがとうございます」
櫻井くんが笑顔でケーキの箱を渡すと
お客さんも笑顔で受け取って帰って行った
「ごめん…ぼーっとしちゃった」
「ううん、僕は大丈夫だけど
大野くん大丈夫?
昨日も働いたし今朝は早かったから疲れた?」
「いや、全然疲れてない
ちょっと考え事しちゃって…」
「考え事?何か悩みでもあるの?」
「ううん…大したことじゃないんだ
ごめんね、気を遣わせて」
「ううん、大丈夫…」
そう言いながらも心配そうに俺を見るから申し訳なくなった
優しい子なんだな…
出会って間もない俺の事を心配してくれるなんて
櫻井くんの大きな綺麗な目で見つめられると
今度は俺が急に落ち着かなくなった
見つめられるって言っても
櫻井くんは俺のことちゃんと見えてないんだろうけど…
「すみませ〜ん」
「はい。いらっしゃいませ」
櫻井くんは眼鏡を外した効果が早速出たようで
にこやかな笑顔で挨拶する
その笑顔も眼鏡が無くなったせいで
今までよりも表情がよく見え
『あ、可愛い…』なんて思っている俺がいる
「大野くん?」
不思議そうに俺の方を見る櫻井くん
「え?なに?」
「どうしたの?
お客さまがお会計待ってるけど
6号サイズひとつくださいって…」
櫻井くんが6号のケーキを手にして待っていた
「あっ!すみません」
お客さんに頭を下げ、急いで会計を済ませた
「ありがとうございます」
櫻井くんが笑顔でケーキの箱を渡すと
お客さんも笑顔で受け取って帰って行った
「ごめん…ぼーっとしちゃった」
「ううん、僕は大丈夫だけど
大野くん大丈夫?
昨日も働いたし今朝は早かったから疲れた?」
「いや、全然疲れてない
ちょっと考え事しちゃって…」
「考え事?何か悩みでもあるの?」
「ううん…大したことじゃないんだ
ごめんね、気を遣わせて」
「ううん、大丈夫…」
そう言いながらも心配そうに俺を見るから申し訳なくなった
優しい子なんだな…
出会って間もない俺の事を心配してくれるなんて