take a breather
第16章 WISH
コンビニであったかいコーヒーとフォークを買って
商店街に設置してあるベンチに腰掛けた
「クリスマス感 半端ないな…
イルミネーションを見ながらクリスマスケーキを食べるなんて
人生初だよ」
「ふふっ…僕も。
なんか楽しいかも…」
「俺も…ワクワクしてる」
小さな頃はサンタからのプレゼントを待ってワクワクしてたけど
現実を知ってからはチキンとケーキを食うだけの日と化した
雅紀みたいに恋人が出来ればふたりでデートなんてこともあるんだろうが
俺にはまだ縁のない話
それなのに今年のクリスマスは何故かワクワクしてる
ケーキをふたりの間に置いて
コーヒーのカップを持つ
ふたり視線を合わせるとふたり同時に発声した
「「メリークリスマス」」
コーヒーが溢れないように
そっとカップを合わせる
コーヒーを飲むと白い息が吐き出された
「冬だね…」
櫻井くんが『はぁ…』っと息を吐き出し
白い煙を見て微笑む
「冬、好きなの?」
「ん〜好きかな?
冬ってイベント事が多いんだよね
12月はクリスマス、1月はお正月と誕生日があるから
子供の頃は楽しみにしてた」
「あ〜わかる…」
「え?」
「俺、誕生日が11月なんだ
だから11月から3ヶ月間は毎月イベントがあって好きだった」
「ふふっ、一緒だ」
「だな」
キミが楽しそうに笑うから
俺も楽しくなる
「ケーキ、食べよっか」
そう言うとキミは幸せそうに頷いた
「うんっ」
商店街に設置してあるベンチに腰掛けた
「クリスマス感 半端ないな…
イルミネーションを見ながらクリスマスケーキを食べるなんて
人生初だよ」
「ふふっ…僕も。
なんか楽しいかも…」
「俺も…ワクワクしてる」
小さな頃はサンタからのプレゼントを待ってワクワクしてたけど
現実を知ってからはチキンとケーキを食うだけの日と化した
雅紀みたいに恋人が出来ればふたりでデートなんてこともあるんだろうが
俺にはまだ縁のない話
それなのに今年のクリスマスは何故かワクワクしてる
ケーキをふたりの間に置いて
コーヒーのカップを持つ
ふたり視線を合わせるとふたり同時に発声した
「「メリークリスマス」」
コーヒーが溢れないように
そっとカップを合わせる
コーヒーを飲むと白い息が吐き出された
「冬だね…」
櫻井くんが『はぁ…』っと息を吐き出し
白い煙を見て微笑む
「冬、好きなの?」
「ん〜好きかな?
冬ってイベント事が多いんだよね
12月はクリスマス、1月はお正月と誕生日があるから
子供の頃は楽しみにしてた」
「あ〜わかる…」
「え?」
「俺、誕生日が11月なんだ
だから11月から3ヶ月間は毎月イベントがあって好きだった」
「ふふっ、一緒だ」
「だな」
キミが楽しそうに笑うから
俺も楽しくなる
「ケーキ、食べよっか」
そう言うとキミは幸せそうに頷いた
「うんっ」