take a breather
第16章 WISH
「おつかれっ」
「おつかれ…」
昨日は体は疲れても心は元気だったのに
今日は体も心も疲れた
昨日は楽しかったのになぁ…
やっぱ、それって櫻井くんのおかげだよな
もちろん雅紀が嫌いとかではない
いつもなら雅紀との会話は楽しいんだ
実際一昨日は楽しかった
でも昨日が楽し過ぎたから
今日が物足りなく感じる…
「智、3日間ご苦労様、本当に助かったよ
はい、バイト代
ケーキはどれ持って帰る?」
おじちゃんがくれた封筒を受け取り
ショーケースに残ってるケーキを見た
櫻井くんが気にしていたチョコのケーキが残ってる
「チョコレートケーキ」
おじちゃんがケーキを箱に詰めてくれた
「はいよ」
「ありがと…じゃ、俺帰るね」
裏口から出て人の気配を感じ顔を上げると
「お疲れさま」
櫻井くんが立っていた
「えっ⁉︎なんで⁈」
「えと…また大野くんとイルミネーション見たいな、って思って…」
「え?俺と?」
「うん。昨日、凄く綺麗だったから…
今日で終わりでしょ?イルミネーション」
たしかに、毎年25日が終わるとイルミネーションは片付けられてしまう
でもまた俺と見たいだなんて…
「昨日みたいに座ってとかじゃなくていいんだ
一緒に見られたらそれだけでいいんだけど…
迷惑だった?」
不安そうな表情のキミ…
「いやっ!俺も見たいと思ってた」
「良かった…」
嬉しそうに微笑むキミに
俺の心臓がキュッと縮む
「おつかれ…」
昨日は体は疲れても心は元気だったのに
今日は体も心も疲れた
昨日は楽しかったのになぁ…
やっぱ、それって櫻井くんのおかげだよな
もちろん雅紀が嫌いとかではない
いつもなら雅紀との会話は楽しいんだ
実際一昨日は楽しかった
でも昨日が楽し過ぎたから
今日が物足りなく感じる…
「智、3日間ご苦労様、本当に助かったよ
はい、バイト代
ケーキはどれ持って帰る?」
おじちゃんがくれた封筒を受け取り
ショーケースに残ってるケーキを見た
櫻井くんが気にしていたチョコのケーキが残ってる
「チョコレートケーキ」
おじちゃんがケーキを箱に詰めてくれた
「はいよ」
「ありがと…じゃ、俺帰るね」
裏口から出て人の気配を感じ顔を上げると
「お疲れさま」
櫻井くんが立っていた
「えっ⁉︎なんで⁈」
「えと…また大野くんとイルミネーション見たいな、って思って…」
「え?俺と?」
「うん。昨日、凄く綺麗だったから…
今日で終わりでしょ?イルミネーション」
たしかに、毎年25日が終わるとイルミネーションは片付けられてしまう
でもまた俺と見たいだなんて…
「昨日みたいに座ってとかじゃなくていいんだ
一緒に見られたらそれだけでいいんだけど…
迷惑だった?」
不安そうな表情のキミ…
「いやっ!俺も見たいと思ってた」
「良かった…」
嬉しそうに微笑むキミに
俺の心臓がキュッと縮む