take a breather
第17章 Love so sweet
「やあ、ショウ。久しぶりだね」
そう背後から声が聞こえそちらを見ると
40代後半位の男性がニヤリと笑いながらショウの隣の席に座った
「随分と楽しそうじゃないか
あの時はそんな表情見せてくれなかったのに」
ショウの表情が強張るのが見て取れる
直感的にこの男が言う『あの時』が
翔が一晩の相手をした時なんだとわかった
「あの時から君の事が忘れられなくてねぇ…」
そう言って伸ばした手がショウの手に触れようとした瞬間、翔が手を引っ込めた
「冷たいなぁ…
そちらの彼には随分と可愛らしい態度を取るのに」
俺の方をチラッと見て
すぐにショウに視線を戻す
「お客さま、他のお席も空いてますが…」
「あぁ…気にしないでくれ
私はこの席がいいんだ」
「そう仰られても、こちらのお客様が迷惑されているようなので…」
「迷惑ねぇ…
男を弄ぶような客は迷惑じゃないのかなぁ?
ねぇ?ショウ」
「弄んでなんかないだろ?
最初から一晩だけって話だった
その条件を呑んだから相手をしたんだ」
「でも忘れられなくなっちゃったんだよねぇ…君のカラダ
今まで金を払って相手をして貰った奴らより、よっぽどイイ…」
そう言うと翔の腿に手を乗せた
「やめろっ!」
流石にそれには黙ってられずその手を払いのける
「君、ショウの彼氏?
なら、やめといた方がいいんじゃない?
どうせ君ひとりじゃ物足りなくて浮気されるよ?
夜な夜な男を渡り歩くような奴なんだから」
ニヤニヤ笑う顔が不快でならない
そう背後から声が聞こえそちらを見ると
40代後半位の男性がニヤリと笑いながらショウの隣の席に座った
「随分と楽しそうじゃないか
あの時はそんな表情見せてくれなかったのに」
ショウの表情が強張るのが見て取れる
直感的にこの男が言う『あの時』が
翔が一晩の相手をした時なんだとわかった
「あの時から君の事が忘れられなくてねぇ…」
そう言って伸ばした手がショウの手に触れようとした瞬間、翔が手を引っ込めた
「冷たいなぁ…
そちらの彼には随分と可愛らしい態度を取るのに」
俺の方をチラッと見て
すぐにショウに視線を戻す
「お客さま、他のお席も空いてますが…」
「あぁ…気にしないでくれ
私はこの席がいいんだ」
「そう仰られても、こちらのお客様が迷惑されているようなので…」
「迷惑ねぇ…
男を弄ぶような客は迷惑じゃないのかなぁ?
ねぇ?ショウ」
「弄んでなんかないだろ?
最初から一晩だけって話だった
その条件を呑んだから相手をしたんだ」
「でも忘れられなくなっちゃったんだよねぇ…君のカラダ
今まで金を払って相手をして貰った奴らより、よっぽどイイ…」
そう言うと翔の腿に手を乗せた
「やめろっ!」
流石にそれには黙ってられずその手を払いのける
「君、ショウの彼氏?
なら、やめといた方がいいんじゃない?
どうせ君ひとりじゃ物足りなくて浮気されるよ?
夜な夜な男を渡り歩くような奴なんだから」
ニヤニヤ笑う顔が不快でならない