take a breather
第17章 Love so sweet
マサキの店を出て家まで向かう道中
翔は店での出来事をまだ引きずってるようで…
「智…ホントごめんね…
俺のせいで嫌な思いさせた」
「ん〜、嫌な思いねぇ…
俺はそんなでもなかったぞ?
あぁ、アイツが汚い手で翔の脚を触ったのは嫌だったけど」
「俺が馬鹿なことしてたから…
これから先もあんな事が起こるかもしれない」
「その時はその時だろ…何とかなるよ
最悪、カズに出動要請すればいいだろ?」
冗談めかして言うけど
今の翔にとっては笑えないか…
俯き加減で歩く翔の手を取り握った
「翔…」
「ん…」
「カズも言ってただろ?
翔がした経験は人生の糧になるって…」
「うん…」
「翔にしてみれば、しなきゃ良かったって思う行為だろうけどさ
もし、翔があんな事してなければ
俺たち出逢ってないかもしれないぞ?」
「あっ!」
翔が弾かれたように顔を上げた
「だろ?」
「…うん」
「お前があんな事をしてなかったら
俺がお試しでオトコを抱く事もなかっただろうし
お前を気に留めることもなかった
そう考えれば、翔のしていた行為は間違ってたけど、間違ってないんじゃないか?」
「ははっ…何だそれ?」
今度は可笑しそうに笑ってくれた
「とにかく。俺はこれから先、今日と同じような事があっても
お前の事が好きだってこと」
握っていた翔の手が一度解かれ
指を絡ませるように握り直してきた
「ありがと…智
俺も智の事…何があっても好きだよ」
「おう…サンキュ…」
翔の手をギュッと握り返した
翔は店での出来事をまだ引きずってるようで…
「智…ホントごめんね…
俺のせいで嫌な思いさせた」
「ん〜、嫌な思いねぇ…
俺はそんなでもなかったぞ?
あぁ、アイツが汚い手で翔の脚を触ったのは嫌だったけど」
「俺が馬鹿なことしてたから…
これから先もあんな事が起こるかもしれない」
「その時はその時だろ…何とかなるよ
最悪、カズに出動要請すればいいだろ?」
冗談めかして言うけど
今の翔にとっては笑えないか…
俯き加減で歩く翔の手を取り握った
「翔…」
「ん…」
「カズも言ってただろ?
翔がした経験は人生の糧になるって…」
「うん…」
「翔にしてみれば、しなきゃ良かったって思う行為だろうけどさ
もし、翔があんな事してなければ
俺たち出逢ってないかもしれないぞ?」
「あっ!」
翔が弾かれたように顔を上げた
「だろ?」
「…うん」
「お前があんな事をしてなかったら
俺がお試しでオトコを抱く事もなかっただろうし
お前を気に留めることもなかった
そう考えれば、翔のしていた行為は間違ってたけど、間違ってないんじゃないか?」
「ははっ…何だそれ?」
今度は可笑しそうに笑ってくれた
「とにかく。俺はこれから先、今日と同じような事があっても
お前の事が好きだってこと」
握っていた翔の手が一度解かれ
指を絡ませるように握り直してきた
「ありがと…智
俺も智の事…何があっても好きだよ」
「おう…サンキュ…」
翔の手をギュッと握り返した