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「うわっ！なんだこれ？」

翌朝、翔がリビングのソファーに座り驚きの声を上げる

「あ〜、悪りぃ…
ソファーの脚 壊れてんだよ」

「ガタンってなるから
俺が壊したのかと思ってびっくりした…」

「その角度がさぁ
丁度イイ感じに背凭れに凭れ掛かれるんだよ」

「ん〜、わからなくも無いけど…
どうする？新居にこれ持ってく？」

「イヤ、やめとこ
ソファーとテーブルは翔のやつにしよ」

「うん。オッケー
あとは…テレビは智の方が大きいよね？
こっちの持って行こうか」

「おう。あ、調理器具は翔の所に新しいの揃えたからそっちな？」

「了解」

翔がメモを取り出し今まで挙げた物を書き留めていく


朝メシを食ってから
一通り部屋を確認し、どちらの物を新居に運ぶか決まった

翔の書いたリストを改めて確認する

「ほとんど翔の家の物だな」

「そうだね、何か残しておきたい物あるなら言ってよ？
無理に俺の方使わなくていいから
ソファーとか…」

「ははっ、大丈夫だよ
そこまでのこだわりはないから
俺は仕事部屋の一式持って行ければ問題なし
あとはベッドだけ見に行こうぜ」

「ん、わかった」