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take a breather

第17章 Love so sweet

まだ少し開けてない段ボールもあるが
リビングとキッチンに関しては、あらかた終了

「さてと、メシ食いに行くか
昼メシおにぎりだけだったから
さすがにハラヘッタ…」

「うん!行こう!」

いそいそと出掛ける準備を始める翔

「そんなに蕎麦楽しみにしてたの?」

「してたっ!だから頑張ったんだもん
さっ、行こう」

満面の笑みで俺の腕を掴む翔は
子供が親におねだりしてるみたいで可愛いらしい

「おしっ!行くか!」

俺の腕を掴んでいた翔の手を掴み
俺の手の方へと移動させる
指を絡めるようにして握り直すと
翔はこちらを見て、はにかみ頷いた

翔の調べた店は期待以上の旨さだった
蕎麦は勿論のこと
天ぷらもサクサクふわふわ
大満足で帰路につく

「あ〜、美味しかったぁ」

「満足?」

「うんっ!大満足!」

「そっか…なら良かった
おっと、そうだ
スーパー寄って、買い物してかないと」

「冷蔵庫空っぽだもんね」

初めて訪れた近所のスーパー
カートにカゴを乗せ店内を散策

「朝メシ、何にすっかなぁ…」

「簡単な物でいいんじゃない?
智、2日間連続で引越し作業してるから疲れてるでしょ?」

「ん〜、じゃあ納豆とか卵あたり買っとけばいいかな
何かしら作れんだろ」

「あ、ビールも買っていこうね」

「おう。ツマミも買ってと…
ケーキも買って帰ろうな
誕生日なのに丸くなくて悪いけど」

「ふふっ…ふたりで食べるんだから十分だよ」

スイーツコーナーでそれぞれの好みのケーキをチョイスし家に帰った

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