take a breather
第18章 君への想い
「おはようございます、大野さん」
職場に着くと後輩の風磨が爽やかな笑顔で挨拶をしてきた
「おはよう、風ちゃん」
「それ、なんですか?」
風ちゃんの視線は俺の手元に
「あ…えと、翔くんから貰った」
「えー!またですかぁ?
いいですねぇ、大野さん…櫻井さんと仲が良くて」
風ちゃんが羨ましそうに袋を見てる
風ちゃんにとって翔くんは憧れの人
風ちゃんが入社して間もなくの頃
風ちゃんとふたりで飲みに行こうとしたら
たまたま帰宅する翔くんと出くわした
ふたりで飲みに行くって話をしたら
翔くんに『一緒に行っていい?』って言われて
風ちゃんと3人で飲みに行ったんだ
その時の翔くんの話が為になったと
風ちゃんは翔くんのことを尊敬するようになった
翔くんも風ちゃんのことを『風磨』と呼び可愛がるように…
でも、僕にしてくれてるように
どこか行く度に毎回お土産があるわけじゃなくて
風ちゃんには何回かに一度ある程度
風ちゃんは別にお土産が欲しい訳じゃないんだと思う
翔くんは男女問わず人気がある人だから
自分は特別可愛がられてる存在なんだと実感したいんじゃないかな…
毎回お土産を貰う僕を羨ましがるのはおそらくそういう理由
職場に着くと後輩の風磨が爽やかな笑顔で挨拶をしてきた
「おはよう、風ちゃん」
「それ、なんですか?」
風ちゃんの視線は俺の手元に
「あ…えと、翔くんから貰った」
「えー!またですかぁ?
いいですねぇ、大野さん…櫻井さんと仲が良くて」
風ちゃんが羨ましそうに袋を見てる
風ちゃんにとって翔くんは憧れの人
風ちゃんが入社して間もなくの頃
風ちゃんとふたりで飲みに行こうとしたら
たまたま帰宅する翔くんと出くわした
ふたりで飲みに行くって話をしたら
翔くんに『一緒に行っていい?』って言われて
風ちゃんと3人で飲みに行ったんだ
その時の翔くんの話が為になったと
風ちゃんは翔くんのことを尊敬するようになった
翔くんも風ちゃんのことを『風磨』と呼び可愛がるように…
でも、僕にしてくれてるように
どこか行く度に毎回お土産があるわけじゃなくて
風ちゃんには何回かに一度ある程度
風ちゃんは別にお土産が欲しい訳じゃないんだと思う
翔くんは男女問わず人気がある人だから
自分は特別可愛がられてる存在なんだと実感したいんじゃないかな…
毎回お土産を貰う僕を羨ましがるのはおそらくそういう理由