take a breather
第18章 君への想い
京都旅行当日…
早めに集合場所に到着するとバスの前に翔くんが立っていた
僕に気がつくとニコッと笑ってくれる
これからドキドキワクワクの3日間が始まる
「おはよう、翔くん」
翔くんの前まで行って挨拶をすると
翔くんはいつもとは違う言葉使いで挨拶をする
「おはようございます、大野さん
今日はお客様として対応させていただきますね」
「えっ?そんな徹底するの?」
折角の翔くんとの旅行なのに
他人行儀で過ごさなくちゃならない?
「基本は皆さま同じ対応させていただきます」
「そうなんだ…」
特別扱いされたい訳じゃないけど…
でも、いつもの翔くんみたいじゃなくて
ちょっと寂しい…
「けど…」
翔くんがそう言って、耳元に顔を近づけてくる
「お客様がお望みなら特別仕様にさせていただきますよ?」
少し低めの声にぞくっとする
入社式の時から
僕は翔くんの声が大好きなんだ
耳元で囁かれる甘いハスキーボイスにドキドキする
「いつもの翔くんがいいな…」
翔くんが離れて行き
姿勢を正すと微笑みを浮かべる
「ご希望、承りました」
「うん…3日間よろしくね、翔くん」
「よろしく、って…あれ?智、具合悪い?
顔、紅いよ?」
翔くんの手のひらが俺のおでこを触る
「ううんっ、大丈夫!」
「熱はなさそうだな…
具合が悪くなったらすぐ言えよ?」
翔くんが心配そうな表情で俺を見る
「うん…ありがと…」
顔が紅い理由は別にあるのに…
翔くんに余計な心配を掛けてしまった
でも些細な変化を見逃さない翔くんは
やっぱり優れたツアコンなんだろうな
早めに集合場所に到着するとバスの前に翔くんが立っていた
僕に気がつくとニコッと笑ってくれる
これからドキドキワクワクの3日間が始まる
「おはよう、翔くん」
翔くんの前まで行って挨拶をすると
翔くんはいつもとは違う言葉使いで挨拶をする
「おはようございます、大野さん
今日はお客様として対応させていただきますね」
「えっ?そんな徹底するの?」
折角の翔くんとの旅行なのに
他人行儀で過ごさなくちゃならない?
「基本は皆さま同じ対応させていただきます」
「そうなんだ…」
特別扱いされたい訳じゃないけど…
でも、いつもの翔くんみたいじゃなくて
ちょっと寂しい…
「けど…」
翔くんがそう言って、耳元に顔を近づけてくる
「お客様がお望みなら特別仕様にさせていただきますよ?」
少し低めの声にぞくっとする
入社式の時から
僕は翔くんの声が大好きなんだ
耳元で囁かれる甘いハスキーボイスにドキドキする
「いつもの翔くんがいいな…」
翔くんが離れて行き
姿勢を正すと微笑みを浮かべる
「ご希望、承りました」
「うん…3日間よろしくね、翔くん」
「よろしく、って…あれ?智、具合悪い?
顔、紅いよ?」
翔くんの手のひらが俺のおでこを触る
「ううんっ、大丈夫!」
「熱はなさそうだな…
具合が悪くなったらすぐ言えよ?」
翔くんが心配そうな表情で俺を見る
「うん…ありがと…」
顔が紅い理由は別にあるのに…
翔くんに余計な心配を掛けてしまった
でも些細な変化を見逃さない翔くんは
やっぱり優れたツアコンなんだろうな