take a breather
第18章 君への想い
「ふたりとも荷物トランクに入れるから貸して」
「はい、って
大野さん荷物それだけですか?」
風ちゃんが僕を見て驚いてる
「そうだけど、なんで?」
僕の背中には普通サイズのリュックがひとつだけ
「それで着替え入ってるんですか?」
「失礼だなぁ…ちゃんと入ってるよ
パンツとシャツと靴下」
「それだけですか?2泊ですよ?」
「そうだけど…なんで?ダメなの?」
夏場なら考えるけど、冬場なんだから
そんな汗かかないじゃん
シャツは変えるんだから
ズボンとセーターは3日間同じだって問題ないと思うけど…
「イヤ…ダメじゃないですけど…
大野さん、オシャレに興味がないんですね」
ダメじゃないと言いつつ、少し呆れ気味の風ちゃん
3日間同じ服を着るのはオシャレじゃないかもしれないけどさ
荷物が少ない方が楽だと思ったから
翔くんもこんな僕のこと呆れちゃう?
翔くんの方をチラッと見ると
翔くんは優しく微笑んでた
「オシャレなんて人それぞれだろ?
それに外を観光するときはアウター羽織るんだし
人の目なんて気にすることないよ
智がいいと思ったならそれでなんの問題もないだろ?」
翔くんの手が僕の頭に乗った
「…うん」
「ほんと…甘いんだから…」
風ちゃんがボソッと呟いた
「なんか言ったか?風磨」
少し低めの翔くんの声
「いいえっ、なんも…」
風ちゃんが慌てて首を振った
「はい、って
大野さん荷物それだけですか?」
風ちゃんが僕を見て驚いてる
「そうだけど、なんで?」
僕の背中には普通サイズのリュックがひとつだけ
「それで着替え入ってるんですか?」
「失礼だなぁ…ちゃんと入ってるよ
パンツとシャツと靴下」
「それだけですか?2泊ですよ?」
「そうだけど…なんで?ダメなの?」
夏場なら考えるけど、冬場なんだから
そんな汗かかないじゃん
シャツは変えるんだから
ズボンとセーターは3日間同じだって問題ないと思うけど…
「イヤ…ダメじゃないですけど…
大野さん、オシャレに興味がないんですね」
ダメじゃないと言いつつ、少し呆れ気味の風ちゃん
3日間同じ服を着るのはオシャレじゃないかもしれないけどさ
荷物が少ない方が楽だと思ったから
翔くんもこんな僕のこと呆れちゃう?
翔くんの方をチラッと見ると
翔くんは優しく微笑んでた
「オシャレなんて人それぞれだろ?
それに外を観光するときはアウター羽織るんだし
人の目なんて気にすることないよ
智がいいと思ったならそれでなんの問題もないだろ?」
翔くんの手が僕の頭に乗った
「…うん」
「ほんと…甘いんだから…」
風ちゃんがボソッと呟いた
「なんか言ったか?風磨」
少し低めの翔くんの声
「いいえっ、なんも…」
風ちゃんが慌てて首を振った