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take a breather

第18章 君への想い

僕たちもアイスコルネットだけじゃ足りないから
先にフードコートであおさ入りのうどんを食べた
これもここの名物なんだって

食後にアイスコルネットを購入

「智、少し寒いけど浜名湖見ながら食べよ?」

「うん」

アイスコルネットを持って浜名湖の見える場所へ向かった

「あったかいんだね、これ」

「うん、揚げてあるからね」

ソフトクリームとパンを一緒に口に入れる

「おいしっ」

「食べてよかった?」

「うんっ、あったかいのと冷たいののコラボがいいね」

「智って何気にスイーツ男子だよな」

「え?」

「甘いもの好きだろ?」

「うん、好き」

でも翔くんにそんな話ししたことない…
なんで知ってるの?

「お土産にたまにスイーツ系の物買っていくとさ
智の瞳がキラキラするんだよな
あ、智って甘い物好きなんだって思って
美味そうな物あると買うようにしてる」

「あ…」

道理で翔くんからのお土産、甘いお菓子が多いと思った

それにしてもお菓子見て目を輝かせてるなんて
子供みたいで恥ずかしい…

「どうした智?早く食べないとアイス溶けるぞ?」

「あっ!うん」

パンがあったかいから余計に溶けやすいんだ

「…ゴホッ」

慌ててかぶり付いたらむせちゃった
カッコ悪い…

「大丈夫か⁈」

翔くんの大きな手が背中を撫でてくれる

「ん…大丈夫…」

恥ずかしいけど翔くんの優しさが嬉しい…

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