take a breather
第19章 ROMANCE
潤に教えられた彼の情報
名前は大野智
今、高校2年で春から受験生
俺よりも2歳下か…
2歳下の奴に『教え方が悪い』と言われれば
確かに腹も立つよな
どうしよう…
ここまで来たけどかなり不安
大野家の前で深呼吸をし
覚悟を決めインターフォンを押す
『…はい』
インターフォンの向こうから聞こえる
おとなしめの声
「あの、松本くんから紹介されて来た家庭教師の…」
『あ〜、はい。ちょっと待ってて
今、行くから』
通話がプツっと切れ、暫くすると玄関のドアが開いた
中から出て来たのは声の主だろうか?
俺よりも背の低い可愛らしい男の子…
弟くんかな?
そう思っていたら、彼がふにゃっと笑った
「潤から話聞いてるよ」
彼が手を差し出した
「よろしくね?櫻井さん」
「えっ?」
「大野智です」
「ええっ⁈」
想像していた人物像と全然違う
もっとゴツい奴想像してたのに…
こんな可愛らしい子が高校2年生?
しかも潤に向かって悪態をつく?
「櫻井さん?」
不思議そうな表情もまた可愛らしい
「あぁごめん!
潤に聞いていた感じと違ってたからビックリしちゃって」
大野くんの差し出した手を握った
「櫻井翔です、よろしくね」
挨拶をして微笑むと
大野くんの頬がピンクに染まる
自分から握手を求めて来たのに
照れるなんて…
やっぱ可愛いじゃん、この子
名前は大野智
今、高校2年で春から受験生
俺よりも2歳下か…
2歳下の奴に『教え方が悪い』と言われれば
確かに腹も立つよな
どうしよう…
ここまで来たけどかなり不安
大野家の前で深呼吸をし
覚悟を決めインターフォンを押す
『…はい』
インターフォンの向こうから聞こえる
おとなしめの声
「あの、松本くんから紹介されて来た家庭教師の…」
『あ〜、はい。ちょっと待ってて
今、行くから』
通話がプツっと切れ、暫くすると玄関のドアが開いた
中から出て来たのは声の主だろうか?
俺よりも背の低い可愛らしい男の子…
弟くんかな?
そう思っていたら、彼がふにゃっと笑った
「潤から話聞いてるよ」
彼が手を差し出した
「よろしくね?櫻井さん」
「えっ?」
「大野智です」
「ええっ⁈」
想像していた人物像と全然違う
もっとゴツい奴想像してたのに…
こんな可愛らしい子が高校2年生?
しかも潤に向かって悪態をつく?
「櫻井さん?」
不思議そうな表情もまた可愛らしい
「あぁごめん!
潤に聞いていた感じと違ってたからビックリしちゃって」
大野くんの差し出した手を握った
「櫻井翔です、よろしくね」
挨拶をして微笑むと
大野くんの頬がピンクに染まる
自分から握手を求めて来たのに
照れるなんて…
やっぱ可愛いじゃん、この子