take a breather
第19章 ROMANCE
「櫻井さん、家上がって?」
「うんっ、お邪魔します」
玄関の扉を押さえる様にして俺を招き入れる
想像と反して紳士的な彼にすっかり安心し、気分も上がっていった
「かあちゃん、家庭教師の先生来てくれた」
リビングに案内され、親御さんに挨拶する
「お邪魔します
本日より家庭教師をやらせていただく櫻井と申します
よろしくお願いします」
「まぁまぁ、ご丁寧な挨拶を…
一流大学の優秀な方は違いますね〜
しかも美人さんだし
良い方紹介してもらえて良かったじゃない、智」
ニコニコと嬉しそうな母親
び、美人さん?俺が?
「んっ、だろ?」
大野くんまで否定しない?
この親にしてこの子あり?
ふたりとも感覚がズレてるのか?
「櫻井さん、俺の部屋2階だから、行こう?」
「う…うん…」
若干の不安が蘇ってくる
俺、上手く付き合えるかな?
大野くんの後について階段を昇る
手前の部屋を通り過ぎ奥の部屋へ
「そっちの部屋は姉ちゃんの部屋なんだ」
部屋のドアノブに手を掛け
通り過ぎた部屋を顎でさす
「お姉さんがいるんだ?」
「うん。櫻井さんの1コ上
さ、どうぞ?」
開けてくれたドアから部屋の中へと入った
部屋の中は至ってシンプル
ベッドとスチールのラック
ラックには教科書類が並べられており
空いたスペースには収納ボックスがいくつか置かれている
そして勉強机はなく
部屋の真ん中にローテーブルが置いてある
シンプルだけど、整理整頓されていてオシャレな部屋
「うんっ、お邪魔します」
玄関の扉を押さえる様にして俺を招き入れる
想像と反して紳士的な彼にすっかり安心し、気分も上がっていった
「かあちゃん、家庭教師の先生来てくれた」
リビングに案内され、親御さんに挨拶する
「お邪魔します
本日より家庭教師をやらせていただく櫻井と申します
よろしくお願いします」
「まぁまぁ、ご丁寧な挨拶を…
一流大学の優秀な方は違いますね〜
しかも美人さんだし
良い方紹介してもらえて良かったじゃない、智」
ニコニコと嬉しそうな母親
び、美人さん?俺が?
「んっ、だろ?」
大野くんまで否定しない?
この親にしてこの子あり?
ふたりとも感覚がズレてるのか?
「櫻井さん、俺の部屋2階だから、行こう?」
「う…うん…」
若干の不安が蘇ってくる
俺、上手く付き合えるかな?
大野くんの後について階段を昇る
手前の部屋を通り過ぎ奥の部屋へ
「そっちの部屋は姉ちゃんの部屋なんだ」
部屋のドアノブに手を掛け
通り過ぎた部屋を顎でさす
「お姉さんがいるんだ?」
「うん。櫻井さんの1コ上
さ、どうぞ?」
開けてくれたドアから部屋の中へと入った
部屋の中は至ってシンプル
ベッドとスチールのラック
ラックには教科書類が並べられており
空いたスペースには収納ボックスがいくつか置かれている
そして勉強机はなく
部屋の真ん中にローテーブルが置いてある
シンプルだけど、整理整頓されていてオシャレな部屋