take a breather
第19章 ROMANCE
智くんの家庭教師は1回につき2時間
1時間過ぎた所で一旦休憩
「飲み物用意するから
ちょっと待ってて」
「大丈夫だよ、そんな気を遣わないで」
前回は母親が眠気覚ましにと
コーヒーを淹れて来てくれた
でも、その母親は今日はいないから
用意するなら智くんが淹れなきゃならない
「俺が飲みたいの。いいでしょ?」
「そう?ならいいよ」
ふにゃっと笑って部屋を出て行った
絶対、俺に気を遣ってくれたよね?
俺が気にしないように
『俺が飲みたいの』なんてさ
凄く良い子じゃん
今のとこ、いい所しか見つからないよ
「お待たせ」
部屋に戻って来た智くんの持つトレーには
マグカップ2つとクッキーが乗ったお皿
ノートと問題集を一度下に置き
テーブルにそれらを置くスペースを作った
「ありがと、翔ちゃん」
そんな事にまでお礼を言う智くん
礼儀も正しい
益々、彼の好感度が上がっていく
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
俺の前に置かれたマグカップにはカフェ・オ・レが…
「この前話したの覚えてた?」
前回コーヒーを飲んだ時に
智くんに聞かれたんだ
『コーヒーでよかった?』って
だから『いつもカフェ・オ・レ飲んでるから問題ないよ』って答えたんだ
「翔ちゃんが話した事はなんでも覚えてるよ」
優しく微笑む智くん
何故だかわからないけど
少しこそばゆく感じるのはなんでだろ…
1時間過ぎた所で一旦休憩
「飲み物用意するから
ちょっと待ってて」
「大丈夫だよ、そんな気を遣わないで」
前回は母親が眠気覚ましにと
コーヒーを淹れて来てくれた
でも、その母親は今日はいないから
用意するなら智くんが淹れなきゃならない
「俺が飲みたいの。いいでしょ?」
「そう?ならいいよ」
ふにゃっと笑って部屋を出て行った
絶対、俺に気を遣ってくれたよね?
俺が気にしないように
『俺が飲みたいの』なんてさ
凄く良い子じゃん
今のとこ、いい所しか見つからないよ
「お待たせ」
部屋に戻って来た智くんの持つトレーには
マグカップ2つとクッキーが乗ったお皿
ノートと問題集を一度下に置き
テーブルにそれらを置くスペースを作った
「ありがと、翔ちゃん」
そんな事にまでお礼を言う智くん
礼儀も正しい
益々、彼の好感度が上がっていく
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
俺の前に置かれたマグカップにはカフェ・オ・レが…
「この前話したの覚えてた?」
前回コーヒーを飲んだ時に
智くんに聞かれたんだ
『コーヒーでよかった?』って
だから『いつもカフェ・オ・レ飲んでるから問題ないよ』って答えたんだ
「翔ちゃんが話した事はなんでも覚えてるよ」
優しく微笑む智くん
何故だかわからないけど
少しこそばゆく感じるのはなんでだろ…