
take a breather
第19章 ROMANCE
俺を見る智くんの目はいつでも優しい
それは『愛しい人を見る目』だから?
隣で一所懸命、数学の問題を解いている智くんの瞳は真剣そのもの…
俺を見る時の目とはまた違う
「ねぇ翔ちゃん、この問題どうすればいいの?」
不意に智くんが顔を上げ俺を見る
ぼーっと智くんを見ていた俺は
バッチリと合ってしまった視線にドギマギし
慌ててノートに目を落とした
「どっ、どれ?」
「ん?これ…」
体を俺に寄せ、ノートを見せてくれる
少し触れ合う肩と肩…
なんて事ない筈なのに体が強張った
緊張してる?
そんな馬鹿な…なんで俺が緊張なんかしなきゃならないんだ
友達同士、肩が触れ合うことなんか
ザラにあるだろ
雅紀なんてしょっちゅう肩組んで来るし…
「翔ちゃん?どうしたの?
翔ちゃんでもわからない?」
肩が触れ合う距離で俺を見つめる智くん
「う、ううんっ…わかるよ?」
首を横に振り、視線を伏せる
「これは…こうして…」
ノートに書きながら説明すると
俺の右肩のすぐ後ろに智くんの存在を感じた
「うん…うん…なるほどね
わかった、ありがとう翔ちゃん」
耳元で聴こえる智くんの声
耳が熱い…
それは『愛しい人を見る目』だから?
隣で一所懸命、数学の問題を解いている智くんの瞳は真剣そのもの…
俺を見る時の目とはまた違う
「ねぇ翔ちゃん、この問題どうすればいいの?」
不意に智くんが顔を上げ俺を見る
ぼーっと智くんを見ていた俺は
バッチリと合ってしまった視線にドギマギし
慌ててノートに目を落とした
「どっ、どれ?」
「ん?これ…」
体を俺に寄せ、ノートを見せてくれる
少し触れ合う肩と肩…
なんて事ない筈なのに体が強張った
緊張してる?
そんな馬鹿な…なんで俺が緊張なんかしなきゃならないんだ
友達同士、肩が触れ合うことなんか
ザラにあるだろ
雅紀なんてしょっちゅう肩組んで来るし…
「翔ちゃん?どうしたの?
翔ちゃんでもわからない?」
肩が触れ合う距離で俺を見つめる智くん
「う、ううんっ…わかるよ?」
首を横に振り、視線を伏せる
「これは…こうして…」
ノートに書きながら説明すると
俺の右肩のすぐ後ろに智くんの存在を感じた
「うん…うん…なるほどね
わかった、ありがとう翔ちゃん」
耳元で聴こえる智くんの声
耳が熱い…
