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take a breather

第19章 ROMANCE

智くんの言う通り、この1年は付き合っていると言っても過言じゃない日々だった

毎日LINEでのやり取りはしてたし
ふたりの座る距離も
両想いだとわかってからは近くなった

そんな状態で高3の男子が1年間我慢したんだから
これ以上のお預けは、流石にコクだよね?

俺、Sじゃないし…

「翔ちゃん、ありがと…大好き」

智くんが愛を囁きながらチュッと唇にキスを落とす

「ん…お、れも…すき…」

キスの合間に智くんに伝えると
智くんからのキスが激しいモノに変わっていく

「んっ…ん…」

智くんってホントキスが上手い…
この前もそうだったけど
いつのまにか夢中で応えちゃってるんだよね

「ん…翔ちゃ…」

智くんの唇が移動し首筋に吸い付く

「は…ぁん…」

智くんの唇から与えられる僅かな刺激が
全身に快感をもたらす

ほんの少し触れられただけで
なんでこんなに気持ちいいんだろ…

「あぁ…さとしく…」

首元にある智くんの頭を抱きしめた

シャツの中にある智くんの手が脇腹を撫であげるように動く

「んふっ…」

たったそれだけのことなのに背筋が軽く仰け反った

「翔ちゃん、気持ちいい?」

智くんが体を撫で回しながら聞く

「ん…」

その確認の言葉にも
素直に答えちゃうくらい気持ちいい…

「もっと…」

もっと触って…

「さとしくん…もっと…」

もっと…もっと、気持ちよくして…

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