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take a breather

第19章 ROMANCE

擦られる度、腰にゾワゾワが走る

「あっ…やっ…だめっ…」

智くんの肩を両手でぎゅっと掴んだ

「ごめんっ…しょ、ちゃん…とまれなっ…」

ずっと余裕そうだった智くんから初めて余裕が消えた

「あ…さと…だめっ…イクっ…」

吐き出したいという欲望が今までとは違う感覚で襲ってくる

一気に昇り詰めるんじゃなく
じわじわと追い詰められる

「ひっ…やっ…なにっ⁉︎」

「しょおちゃん?」

「あ…あ…くるっ!きちゃっ!ああぁぁっ!」

ジワジワ攻めてきていたものが爆発し
快感が全身を一気に駆け巡る

「えっ⁉︎なにこれっ⁉︎」

智くんの驚きの声

「うわっ!ヤバっ!持ってかれる!」

頭の中が真っ白で
智くんが何か騒いでいるけど耳に入らない…

ふわふわ飛んでいるような感覚が落ち着いて来た頃

智くんがズルっとナカから抜け出した

ゴムの処理をしている智くんが見えて
智くんもイッたんだ…なんてボーッとした頭で考えた

心地よい疲労感に目を閉じる

智くんに体を拭かれているのはわかったけど
目を開けることは出来なくて
そのまま眠りに落ちていく…

最後に聞こえた智くんの優しい声

「疲れた?
ゆっくり休んでね…翔ちゃん」

智くんのせいでもうクタクタだよ…

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