
君はぼくの全て
第1章 16章 特別補習 1
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「…大丈夫?」
「ん、ぬるぬるして変、だけど…っ」
量が分からなくて、チューブの中身をほぼ全部を後ろに塗りたくられた…っぽい
だからなのか痛みは全くなくて、それよりも圧迫感のが物凄くて
そりゃあんなとこに指入れちゃってるもんね
…何も感じない筈ないんだよね
ああでも、まーくんの事だから、痛くないようにとか苦しくないように密かに練習(?)とかしたのかな
何せ1回失敗してるし、2回目だから慎重なのもあるんだろう
それにまーくんは俺の嫌がる事は絶対にしないし、痛がる事もしない
…まあ、前に蹴っ飛ばした経緯もあるから、その予防もあるんだろうけど
ただ
この違和感が本当に気持ち良くなんてなるのかな
散々ネットで見まくった奴は何つーか気持ち良さそうだったけど、どうにもこうにも今の俺にはそんな予感が全くない
「かず…少しは気持ち良く…」
「そう見える?」
「…見えない」
嘘はヨクナイ
何となく申し訳ないような気持ちになっちゃうけど、相手がまーくんだからこそごまかしたくない
