テキストサイズ

君はぼくの全て

第1章 16章 特別補習 1


*****


「…大丈夫?」
「ん、ぬるぬるして変、だけど…っ」

量が分からなくて、チューブの中身をほぼ全部を後ろに塗りたくられた…っぽい

だからなのか痛みは全くなくて、それよりも圧迫感のが物凄くて

そりゃあんなとこに指入れちゃってるもんね
…何も感じない筈ないんだよね

ああでも、まーくんの事だから、痛くないようにとか苦しくないように密かに練習(?)とかしたのかな

何せ1回失敗してるし、2回目だから慎重なのもあるんだろう

それにまーくんは俺の嫌がる事は絶対にしないし、痛がる事もしない

…まあ、前に蹴っ飛ばした経緯もあるから、その予防もあるんだろうけど


ただ

この違和感が本当に気持ち良くなんてなるのかな

散々ネットで見まくった奴は何つーか気持ち良さそうだったけど、どうにもこうにも今の俺にはそんな予感が全くない

「かず…少しは気持ち良く…」
「そう見える?」
「…見えない」

嘘はヨクナイ

何となく申し訳ないような気持ちになっちゃうけど、相手がまーくんだからこそごまかしたくない

ストーリーメニュー

TOPTOPへ