君はぼくの全て
第1章 16章 特別補習 1
せっかくの初体験なんだもん
お互いに「良かった」って思いたいじゃん
なんて
「…ふあっ!」
違和感に気を取られつつ、少しだけ頭の中が冷静になってた矢先
全身に電気が走ったかのような刺激に襲われて、勝手に身体が跳ね上がった
なにこれ
なにこれなにこれなにこれ!!
「ぅあ…っ」
「…ここ、かな?」
「なにが…っ」
「男でも中の感じるとこ」
ネットで調べた、と笑ったまーくんが更にやらしくなった
「良かった。…これでかずが苦しくなくなる」
だから、指を動かしながら言わないで!
どんどん息が上がってきちゃうし、出したくなくても変な声が出ちゃうってば
「まーく、そこっ、ダメ…!」
全身がビリビリしてるし脳みそが溶けちゃいそう
「やば…、かずエロい」
「ばかぁ…っ!!」
エロいのはまーくんの方じゃんか!いくら調べたっても、まさかいきなり捜し当てちゃう?!
身体が動いちゃうのはわざとじゃないし、確かに気持ち良くて勝手に腰が揺れちゃってるけど
……だけどやっぱり、それはまーくんがしてくれてるからだよ
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