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嵐しょーせつ。Part4

第21章 あおぞら


雅「、、はぁ、、」

ここならマスク外してもいいかな、、
、、あ、前髪も留めよう。

誰もいない屋上なら俺は自分の素顔を出せることができる。

雅「ふぅ、、」

ここに来る途中に買った缶コーヒーを片手に、青く広がる空を見上げていた。

雅「、、あぁ、、やっぱ落ち着くな、、」

小さいころ、辛いことがあってどうしようもなかった時、、、

?「、、まーくん。そういう時はこの空を見上げればいいんだよ!」

雅「え?」

?「僕もね辛い時悲しいこの空を見上げて、、心を落ち着かせるんだ^_^」

幼馴染のひとりの和に教えてもらったんだ。
でも、あれからすぐに俺が引っ越したから、和とは会えなくなっちゃったけど、、

雅「、、、か、ず、、、」

和「、、なに?」

、、え、?

和の名前を思わず出してしまうと、、後ろから返事が聞こえた。
振り返ると、、、

雅「、、、っ、、」

俺は慌てて前髪を外し、マスクをつけようとすると、、

和「、、ぷっ笑笑やっぱり、雅紀だ!」

、、え、?

和「なに、そんな慌ててんの?」

雅「、、っ、」

和「さっきさー、ぶつかった時ね?一瞬でお前のことわかっちゃったんだ笑笑」

、、え、?

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